Category : 靖国神社
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■靖国神社に「賊軍」合祀を迫る輩の胡散臭さ



 それにしてもなんと胡散臭い顔ぶれであることか。

 亀井静香、石原慎太郎、中曽根康弘、村山富市、森喜朗、福田康夫、二階俊博・・・。
 西南戦争で死んだ西郷隆盛や、戊辰戦争で「賊軍」とされた旧幕府軍将兵らの合祀を靖国神社に申し入れた面々、及びその賛同者の顔ぶれである。

 村山富市の罪科は今さら説明の要もあるまい。戦後初の総理大臣靖国公式参拝と称して土足紛ひの作法で昇殿参拝して宮司を激怒させた上、中国の反日攻勢に恐れをなして、翌年からは靖国参拝を中止、靖国参拝する日本の首相は脅すに限るといふ教訓を中国に与へたのが中曽根康弘だつた。

 村山富市と中曽根康弘、この二人が仲良く名前を連ねてゐることだけみても、この申し入れの胡散くささが分からうといふものだ。

 亀井、石原、中曽根らに共通するのは、靖国神社に合祀されてゐるいはゆる「A級戦犯」(昭和殉難者)の分祀を主張してゐることだ。

 靖国神社は戊辰戦争で命を落とした官軍の霊を祭つた「東京招魂社」に由来するなのだから、今になつて「賊軍」の戦没者を祭るといふのは靖国神社の歴史的性格を変容させる暴挙以外の何物でもない。

 「賊軍」合祀を主張する亀井、石原らの真の目的は靖国神社の歴史的性格を曖昧にすることにあるのだらう。そして、靖国神社に簡単に合祀ができたり、分祀ができるやうにする。さうなれば、「A級戦犯」(昭和殉難者)の分祀もスムースにできる、といふ魂胆が見え見えだ。

 この問題を煽りたててきたのは週刊ポストだ。

 週刊ポストは靖国神社の徳川康久宮司のマスコミ発言(「私は賊軍、官軍ではなく、東軍、西軍と言っている」)を誇大に報道して、徳川宮司を明治維新の評価の転覆者にまつりあげ、この報道に悪乗りしたのが亀井静香といふわけだ。

 まつたく罪つくりな宮司である。

 (この項続く)
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プロフィール

tensei211

Author:tensei211
ちば・てんせい。ジャーナリスト、政治評論家。フェミニズム論、天皇論を中心に執筆活動を展開してゐる。

北海道芦別市生まれ。千葉県在住。

フェミニズム論をまとめた著作として、『男と女の戦争―反フェミニズム入門』(展転社)など。フェミニズム関係の共著に『男女平等バカ』(宝島社)、『夫婦別姓大論破』(羊泉社)などがある。

執筆には、正仮名遣ひ(歴史的仮名遣ひ)を用ゐる。

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