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◆「フェミ本の正しい読み方」(2)

   「老後評論家」にならざるをえない《おひとりさま》

   上野千鶴子著『おひとりさまの老後』の正しい読み方(その2)



 結婚といふ制度を憎むこと甚だしいこのマルフェミは、また言葉のすり替への名人でもあります。

 結婚はとてつもない「リスク」を伴ふといふのも、言葉のすり替への一例でせう。

《おひとりさまになるまでには「ふたり」が「ひとり」になるプロセスがあり、そこには喪失の体験がある。喪失のうちで、もっともダメージが大きいのは配偶者の喪失である。》

 で、配偶者の死に喪失感を味はつてゐる人に、上野センセイはかう難詰するのです。

《ちょっと待って、リスクを分散してこなかったあなたにも責任はないの》
 と。

 配偶者の死にも動揺しないやう、リスクを分散してこなかつたアナタが悪い、といふわけです。

《1日はだれにとっても24時間。その大半を家族とともに過ごせば、家族以外のひとたちと過ごす時間はおのずとかぎられる。「さしむかいの子孤独」という言葉があるが、ふたりでいるから孤立することだってある。》

 でも《ふたりでいるから孤立》しないことだつてあるのではないでせうか?

 その死を悲しめるだけの配偶者を持てただけでも、その人の人生は幸せだつたともいへるかもしれない。
 
 ごく普通に考へれば、老後をひとりで過ごすことの方が「リスク」なはづです。

 で、この老後リスクを分散する手段としては、結婚が一番です。なるほど、配偶者とは離別するかもしれず、いつかは死別するけれど、いつさうなるかなんて誰にも分らない。でも、老後の孤独リスク対策として結婚にまさるものは見出し難い。

 ところが、上野センセイが、家族に代わる孤独リスク対策としてあげるのは、友人を持てといふことだけなのです。

 この本を読むと、上野センセイのお友達はみんな上野センセイの孤独リスク分散のために存在してゐるみたいです。老後の孤立回避のための友達付き合ひなんて、考へてみると随分エゴイスティックで功利的な匂ひがしますが、そのやうな関係が一体いつまで続けられるのか。

 お婆さんと呼ばれる世代に突入したフェミニストをよく観察すると、面白い事実に気づかされます。

 この世代のフェミニストは大まかに二種類に分けることが可能です。老後のことばかり言つてゐるフェミニストと、さうでないフェミニストと。

 老後評論家、「おひとりさま」評論家と化した上野センセイはもちろん前者です。さうでないフェミニストとは、もちろん老後のことも口にするが、老後問題が関心のすべてではない人たちのことです。

 「老後評論家」となつたフェミニストと、「老後評論家」にならなかつたフェミニストの違ひはどこにあるか? それは子供があるかないか、です。

 「老後評論家」となつたフェミニストには子供がゐない。結婚もせず、家族をつくることをも拒絶してきた人たちだからです。

 他方、 「老後評論家」にならなかつたフェミニストたちは子供はゐる。たいてい離婚してゐるが、それでも子供はあります。この人たちもフェミニストのことだから、老後を子供の面倒にならうと考へてゐるわけではないでせう。それでも彼女たちが「老後評論家」にならずにすんでゐるのは、自分と看取つてくれる人がゐるといふ安心感がどこかにあるからと思ほれます。

 子供がゐないフェミニストは老後のことは一から十まで自分でやらなくてはならない。死ぬまでの始末をすべて自分ひとりで決めなくてはならない。「負け犬」的女性たちの後半生はそのために費やされる。「負け犬」女たちは40過ぎから一直線に老後に突入してしまひます。

 「老後評論家」の代表はいふまでもなく上野千鶴子センセイです。
 
  上野センセイは、
 《「ひとりでおさみしいでしょう」は大きなお世話》
 と憤慨します。 

 《ゴキブリのように身を寄せ合って暮らすことを、「さみしくない」のとカンちがいする貧乏性は、たいがいにしてもらいたい。高齢者のひとり暮らしを、「おさみしいでしょうに」と言うのは、もうやめにしやほういがよい。とりわけ、本人がそのライフスタイルを選んでいる場合には、まったく余計なお世話というものだ。》

 今の日本人は、老いも若きも自分のことだけにしか関心がありません。団塊の世代の「おひとりさま」に「おさみしいでせう」と心配してくれる奇特な人がどれだけゐるのか。ひとり暮らしを選んだ老人が死なうが生きやうが、赤の他人には知つたことではないといふのが実相ではないでせうか。

《おひとりさまの「孤独死」は、せいぜい死の瞬間に看と家族がいない、という程度のこと。そんな覚悟ならとっくについている。それにおひとりさまの条件は、友人のネットワークをもっていること、逆にいえば、友人のネットワークがなければ、安心しておひとりさまをやっていられない。》
 
 どうぞ、お好きなやうにおやり下さい、としか言ひやうがありません。

 でも上野センセイ、うんと長生きしさうだから、センセイが死ぬ頃にはきつと、お友達はみんな死んでしまつてゐると思はれますが。







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◆「フェミ本の正しい読み方」(1)
 

  「家族なんて邪魔」―《おひとりさま》イデオロギーの正体

   ―上野千鶴子著『おひとりさまの老後』の正しい読み方―



 上野千鶴子著『おひとりさまの老後』がベストセラーになつたおかげで、「おひとりさま」といふ用語には先駆者があるにもかかはらず、上野千鶴子センセイはすつかり「おひとりさま」道の大家になつた感があります。

 『おひとりさまの老後』は75万部も売れたさうですが、読者の中には初めて上野センセイの本を読んだ人も少なくないやうで、「著者は恐いフェミニストだと思つてゐたが、読んでみたらさうでもなかつた」といつた感想が散見できます。

 一寸、目次を読んでみませう。

「ようこそシングルライフへ」
「どこでどう暮らすか」
「だれと付き合うか」
「おカネ「はそうするか」
「どんな介護を受けるか」
「どんなふうに「終わる」か」

 なるほど、これだけみると、おびただしく出版されてゐる老後本となんの変哲もない。読者が多くの老後本と同じやうな感覚で読むのも無理はありません。

 でも、『おひとりさまの老後』は普通の老後本とは決定的に違ふんですよね。

 この本で、著者が伝へたいことは、老後を生きるあれやこれやの知恵なんかではない。

 著者が言ひたいことはたつたひとつ、

 それは、
 「家族なんて邪魔」
 といふことです。

 老後に「家族なんて邪魔」。もつといへば、老後だけではなく、人生に「家族なんて邪魔」といふことです。

 著者によれば、高齢者の女性は死別、離別、非婚で、65歳以上の女性の55%は配偶者がゐなくて、80歳以上の女性だと83%に配偶者がゐないさうです。

 ここから、 
《結婚してもしなくても、みんな最後はひとりになる》
 といふ結論が導き出されるのです。

 自分(上野)のやうな、「ずーっとシングル」も「シングルアゲイン」(離婚や死別でふたたびシングルになること)も、なつてしまへば結果は同じ。

《なあーんだ、しばらく待てば、みんな同じじゃないの》

 著者は、結婚して家族を持つてゐた女性たちが、離婚や死別で「おひとりさま」になつて、シングル仲間が増えるのが嬉しくてたまらないらしいのです。

 そして、まだシングルにならない女性には、子供なんかに頼つちやダメ、としきりに「おひとりさま」への誘導を試みるのです。

 《いまの世の中、、子どもは老後の頼りになるだろうか?》

 《高齢化をめぐる変化でいちじるしいものに、子どもとの同居率の低下がある。》

 《どちらか片方に先立たれたら、子ども世帯と中途同居をはじめる。・・・中途同居のひとは、最初から同居していた場合や、ひとり暮らしのひとよりも、幸福度が低いことがわかっている。》

《老後は子や孫に囲まれて暮らすのが幸せという老後観は、急速になくなりつつある。》

《「おかあさん、わたしたちのところへ来ていっしょに住んだら」という子どもからの申し出を、究極の愛情表現とカン違いしている人たちは多い。・・・「いっしょに住んだら」という誘いは、どちら側にとっても、“悪魔のささやき”なのだ。》

《中途同居したあげく、介護の負担に耐えかねた子どもから、結局どこかのケア付き施設に入居することを迫られるくらいなら、住みなれたわが家で最後までひとり暮らしを選びたい。》

 とまあ、このやうに、子供と同居する暗黒面を強調して盛んに不安を煽るわけですね。

 まるで、お節介婆さんです。

 子供と同居するかどうかなんて人生の重大事には、誰だつて他人からあれこれ口出しされたくないものです。

 ところが、このお節介婆さんときたら、結婚したこともなく子供もなくて、内心子供のゐる家族がうらやましくてならないから、子供のゐる家族をみると壊してやりたくなつてしまふのです。


 (この項続く)
●仏大統領の女性スキャンダルが教へてくれる「事実婚」の真実



 フランス新大統領に社会党のオランドが就任した一昨年5月、日本のあるフェミニストはブログにこんな感想を書き込んでゐる。


《フランスの大統領選挙で新しい大統領に就任したオランド大統領。
 翌日のフランスの新聞の見出しは「NORMAL!」。

「普通」の大統領らしいのですが、私たち日本人にとっては、とても「普通」とは思えない斬新さです。

結婚してない、事実婚の初めての大統領、というのも話題でしたが、新内閣の発表には、驚かされました。

34名の閣僚のうち半分の17名が女性。公約だったんだそうですね。

日本ではありえない!! 同じ時代を生きているとは思えない。すばらしいですね。

どうやったら、あんなに男女共同参画がすすむのか、知りたいです。》

 これを書いたのは福岡県男女共同参画センター「あすばる」の村山由香里館長。「事実婚」大統領にして閣僚の半分が女性ときたから、日本のフェミニストの皆さんたちはオランド大統領誕生にもう拍手喝采。

 そんな興奮が伝はつてくるやうな文章だが、あれから1年半。オランド大統領もいまや女性スキャンダルにまみれて、仏大統領史上支持率最低を更新中。村山館長はじめ日本のフェミニストの方々はオランド大統領の凋落ぶりをどのやうに眺めてゐるのだらうか。

 オランド大統領の女性スキャンダルは、我々日本人に恰好のネタを提供してくれたと私は思つてゐる。

 恰好のネタとは何かといふと、フランスの大統領がいかに女好きかなんてことではない。ミッテラン元大統領が愛人100人ゐたといふ話は、ミック・ジャガーが3000人の女と寝たといふ話と同じ程度に信憑性が高いと思はれるから、フランス大統領の女好きなんて今さら驚くやうなネタではありえない。
 
 では恰好のネタとは何かといふと、それはフランスにおける「事実婚」とは何かといふこと。

 オランド大統領は現パートナーとは事実婚、前パートナーとも事実婚。

 女優のもとに夜な夜なバイクで出かけては「不倫」に及んでゐたとオランド大統領は非難を浴びてゐるわけだが、しかし、「事実婚」といふのは、正式な結婚はしてゐないといふことだらう。

 それでも、事実婚のパートナー以外の女と寝たら、やつぱり「不倫」になるのだらうか?

 他方、大統領のスキャンダルを契機に、世論の攻撃の矛先は現パートナーにも向けられ、正式な妻でもない女が公費でオフィスやを構へスタッフを抱へてゐるのは言語道断、といふ声もあがつてきたらしい。

 さうか、フランスでは「事実婚」のパートナーは、やつぱり正式な妻とはみなされてゐないんだ!
 
 「事実婚」つて何だ?

 フランス大統領の下ネタ・スキャンダルにしばらくお付き合ひしてみようか。日本のフェミニストたちが教へてくれないことが色々見えてくると思ふよ。

  (この項続く)



 ●明治天皇の「恋」と柳原家の家訓
 「今時の若い者はしようがない」



 大正三美人のひとりと称された歌人柳原白蓮(燁子)は大正天皇の生母柳原愛子の姪にあたる。

 柳原白蓮の恋多き生涯は、林真理子の『白蓮れんれん』 (集英社文庫)など幾多の評伝に描かれてゐる通りで、華族と結婚するも離婚、九州の炭鉱王と再婚して「筑紫の女王」と呼ばれたと思つたら、宮崎滔天の息子と駆け落ちし、絶縁状を新聞に公表したりして、大正期の「スキャンダルの女王」と呼ぶにふさはしい波乱万丈の人生を送つた。

 昭和三十一年発行の「特集文藝春秋 天皇白書」に、柳原白蓮が柳原愛子を追憶した「柳原一位局の懐妊」といふ手記(聞き書き?)が掲載されてゐる。

 柳原家は日野家の庶流にあたる公家で、幕末には従一位柳原光愛(みつなる)が公武合体派の公卿として名をはせ、光愛の次女愛子(なるこ)は明治天皇の典侍となり、大正天皇を生んだ。愛子の異母兄である伯爵柳原前光は賞勲局総裁、枢密顧問官、宮中顧問官などを歴任、前光と妾の芸妓の間に生まれたのが柳原燁子、のちの白蓮である。柳原白蓮にとつて、大正天皇の生母愛子は叔母にあたり、大正天皇とは従妹といふ関係になるわけだ。

 その柳原白蓮は祖父柳原光愛についてかう回想する。


 《私の祖父光愛は、娘を天皇の側近には決して上げないといふ、厳しい家訓を持つてゐた。それがいつの時代、どの先祖がさういふ事に決めたかわからない。》

 柳原白蓮が養父から聞いたところでは、祖父のいふ家憲には次のやうな由来が存在したらしい。

 何天皇の御代だかに、二人のお局が同時に妊娠し、同じ日に皇子を生んだ。先に生まれた第一皇子こそ皇太子と誰しも考へたが、天皇は双子はあとから生まれた方が兄だと、あとから生まれた皇子を皇太子と定めた。皇太子になりそこねた弟宮は七歳にて出家の身となつたが、長じて謀反を起こし、この法親王と御生母の局は遠島自殺の最期をとげた。七代祟るぞ、といふ呪ひの言葉を残して・・・・。

 柳原家にはこのやうな言ひ伝へがあつたらしく、愛子を御所にあげるやうにといふ話がたびたびあつたにもかかはらず、光愛は宮中に娘を差し上げない家憲がありますからと言つて、どうしてもお受けしなかつた。

 当時、赤坂離宮には先帝孝明天皇の皇后、英照皇太后がお住まひだつた。今度は、この大宮御所に皇太后附として上がるやうにと、御所からのお使ひが見えた。お仕へする相手は女の方だし、大勢居る女の子のひとりくらゐは御所にあげなければ、御先祖代々の御関係もあることだし、と周りから言はれて光愛もやつと承諾した。かくて、愛子十四歳にて、英照皇太后の御側に出ることになつた。

 その頃、御所が火事で焼けたため、両陛下はひとまづ英照皇太后の大宮御所に立ち退かれた。すると、帝は毎日のやうに、英照皇太后の居間にご機嫌伺ひとて成らせられた。周囲では、至尊はたとへ御母堂とて御自ら御足を運ばせられるのは異例と思つてゐた・・・。

《そこで、皇太后自身、天皇の本当の思召が察しられたのか、天皇が皇太后に打ち明けられたのか、はつきりしない》けれども、結局、天皇は皇太后から愛子をもらひうけることになつた。

 焼け跡の御所の造営がなると、天皇は宮城にお帰りになり、愛子も供奉して、宮城内のお局部屋のひとつの主となつた。官名は早蕨典侍(さわらびのすけ)。

 それをあとで知つた祖父光愛の怒りやうはなかつたと、家族一同の語り草となつた。曰く、「今時の若い者はしようがない」。その若い者といふのが、恐れ多くもかしこくも帝を指してゐるのだから、大した爺さんだと――。

 もしこの爺さん―柳原光愛が、愛子を御所に出すことは絶対にまかりならんと首をたてにふらなかつたら、大正天皇の御誕生もなく、したがつて昭和天皇の御誕生も今上天皇の御誕生もなく、天皇の系図は現在とはまつたく異なる姿になつてゐたはずである。
 














 

◆「一票の格差」違憲無効訴訟ゴッコ(二十二)


  国民にウソを垂れ流すペテン師升永英俊(その5)

  ペテン師がアメリカ合衆国憲法を嫌ひな訳



 アメリカの州(state)が国家だなんて荒唐無稽のウソを升永英俊が強弁する理由はただひとつ。アメリカの州(state)イコール国家といふことにしなければ、アメリカでは1人1票が実現してますといふウソがバレてしまふからである。

 ところで、升永英俊はとても面白いことを口走つてゐる。

 《米国連邦地裁は2002年、ペンシルバニア州の選挙区間の最大人口差が19人となったことを違憲と判断し、3週間以内に憲法に沿った選挙区割りの法改正案を提出するよう選挙管理委員会に命じた。それを受けて、同州議会は、裁判所の命令の日から9日後に、最大人口差を1人に縮減する選挙区割り法の法改正を行ったのだ。》

 これはペンシルバニア州における下院選挙区間の人口差の話である。州の選挙管理委員会に区割りの法改正案を提出するよう命じたのはどこかといふと、米連邦地裁。

 エッ、どうしてペンシルバニア州の最高裁ぢやないの? ペンシルバニア州は国家のはづではなかつたつけ? 
 
 この一件をもつてしても、州が主権国家でないことは明白だ。アメリカでは下院選挙区の区割りは原則として各州が州法で決めるが、米連邦最高裁をはじめとする連邦司法当局にはこれを是正させる権限があるのだから。

 さて、升永英俊は鳥取や島根のやうな人口が少ない県には国会議員なんかいらないといふ意見をお持ちの方である。例へば、田原総一朗との対談でもこんな放言をなさる。

《田原 じゃあさらにお聞きしたい。

 一票の格差をなくそうというと方法は二つありますね。つまり鳥取のような県の議員の数を減らすのか、あるいは東京や神奈川の議員の数を増やすのか、ということになる。これはどういうふうにお考えですか。

升永 一人一票にすればいいわけですから、それは減らしても増やしてもどちらでもいいと思います。

 ただ個人的意見を言えば、少なくすればいいと思う。例えば480人の衆議院を・・・。

田原 鳥取や島根のようなところの議員の数を減らすと?

升永 そうですね。でもそれだけじゃなく、衆議院だけで480人という議員の数も多すぎると思いますから、300人でも200人でもいいけど、それくらいまで議員数を少なくするべきだと思います。

田原 200人にしたら、山口、島根、鳥取、岡山、広島あたりを含めた地域でおそらく1~2人になりますね。

升永 それでいいじゃないですか。》

 人口弱小県には国会議員なんか不要といふ明快極まりない主張。

 では、ペテン師さんにお尋ねしようか。

 アメリカにおいて、人口の少ない州の下院議員をゼロにすることはできるのでせうか?

 できるわけないよね。

 ここで、ペテン師さんのお嫌ひなアメリカ合衆国憲法を読んでみませう。

 *************

第1条(立法府)
 第2節(下院)
 (下院議員の定数配分、直接税の配分、人口の算定方法、算定時期、下院議員の定数と人口の割合、経過規定)

 下院議員と直接税は、連邦に加盟する各州の人口に比例して、各州に配分される。各州の人口は自由人(奴隷でない人、インディアンでない人)の総数をとり、この中には一定期間労務に服する者を包み、課税されないインディアンを除外し、これに自由人以外の全ての人数の5分の3を加算したものとする。現実の人口の算定は合衆国議会の最初の開会から3年以内に、その後は10年ごとに、法律で定める方法に従ってこれを行う。下院議員の定数は人口3万人に対して1人の割合を越えてはならない。

  但し、各州は少なくとも1人の下院議員を有しなければならない。(以下略)

  *************
 
 ペテン師さんが絶対触れてほしくないのは、アメリカ合衆国憲法第1条に規定されてゐる、この最後の条文なんだよね。

 《但し、各州は少なくとも1人の下院議員を有しなければならない。》

 このアメリカ合衆国憲法第1条の規定があるから、ワイオミング州のやうな人口56万人の州でも下院議員を1人有してゐる。ワイオミング州は鳥取県(人口58万人)より人口が少ないのだけれども、例へばアメリカで、「人口が少ないワイオミング州など下院議員をゼロにしろ」なんて叫んだらどうなるか。アメリカ合衆国憲法違反の科を受けることを覚悟しなければなかない。

 下院の議席は、10年以内に一度の国勢調査によつて各州に再配分される(これも合衆国憲法に規定されてゐる)が、それでも州の間には最大1.85倍の一票の格差が存在するのだ。

 これが、ペテン師が日本人に一番知られたくないアメリカ下院議員選挙の真実。

 ペテン師のウソのカラクリが見えてきたと思ふ。

 アメリカでは下院議員の各州の定数や再配分方法などはすべてアメリカ合衆国憲法によつて規定されてゐる(上院についても然り)。だから、各州の間に一票の格差があるからケシカランとか、人口の少ない州は議員をゼロにしろなどといふ議論は生じる余地がない。

 以上のことを頭に入れた上で、前に引いた升永英俊の言葉を読んでいただきたい。

《 米国連邦地裁は2002年、ペンシルバニア州の選挙区間の最大人口差が19人となったことを違憲と判断し、3週間以内に憲法に沿った選挙区割りの法改正案を提出するよう選挙管理委員会に命じた。それを受けて、同州議会は、裁判所の命令の日から9日後に、最大人口差を1人に縮減する選挙区割り法の法改正を行ったのだ。

 裁判所の判断から立法までのスピードには驚くべきものがある。ここまで徹底しているからこそ、民主主義の多数決が成り立っているのだ。
 他方、日本の場合、「0増5減」案を反映しても、最大人口と最小人口の差は29万人にも及ぶ。しかし、アメリカにできているのだから、日本にできないはずはない。》

 もう、お分かりですね、ペテン師のウソ。

 アメリカのケースでは、問題はペンシルバニア州の州内格差。一方、日本のケースでは、巧妙に都道府県の間の人口格差の問題にすりかへる。そして、日本では「こーんなに人口格差がある」と叫びたてるといふ寸法。  
 
 彼が「日本=アメリカの州」といふ珍説を発明した理由は明白だらう。

 日本の都道府県の間の人口格差の問題は、アメリカ諸州の州内格差の問題と同じだと言ひくるめるためなのである。

 笑つてやつて下さい。弁護士の肩書きを持つペテン師のワル知恵のレベルの低さを。 

 





◆「一票の格差」違憲無効訴訟ゴッコ(二十一)


  国民にウソを垂れ流すペテン師升永英俊(その4)

 《日本はアメリカの州に相当する》といふウソ





 《国民にウソを垂れ流すペテン師升永英俊(その3)》の続き。

 (その3)で書いたやうに、アメリカ大統領選挙には、升永英俊の言葉とは裏腹に、実に3.7倍もの「1票の格差」が存在する。まづ、この事実をしつかり頭に入れておきたい。

 「月刊日本」平成25年6月号のインタビュー記事に戻ると、升永英俊はアメリカの大統領選挙に続いて、アメリカの上院と下院の選挙制度に言及し、次のやうに破天荒な意見を開陳してゐる。

《―― この問題はしばしば、アメリカの上院と比較して論じられている。アメリカの上院議員は各州から2人ずつ選ばれており、大きな「一票の格差」がある。

【升永】 アメリカの州(state)と日本の都道府県は全く異なるものだ。それらを比較して論じること自体がおかしい。アメリカの州にはそれぞれ、州の最高裁判所、州の高等裁判所、州の地方裁判所がある。州ごとに民法や刑法、家族法、相続法なども異なる。また、州は軍隊や本格的な課税権も持っている。これに対して、日本の都道府県には軍隊や本格的な課税権はない。もちろん、神奈川県民法や埼玉県刑法もない。都道府県と州を同一視することはできない。

 アメリカの選挙制度に注目するのであれば、むしろ下院の小選挙区制の方だ。たとえば、ペンシルバニア州(人口1280万人強)の連邦下院選の選挙区は19個に分けられているが、最大人口の選挙区と最小人口の選挙区の人口差は何と1人だ。

 米国連邦地裁は2002年、ペンシルバニア州の選挙区間の最大人口差が19人となったことを違憲と判断し、3週間以内に憲法に沿った選挙区割りの法改正案を提出するよう選挙管理委員会に命じた。それを受けて、同州議会は、裁判所の命令の日から9日後に、最大人口差を1人に縮減する選挙区割り法の法改正を行ったのだ。

 裁判所の判断から立法までのスピードには驚くべきものがある。ここまで徹底しているからこそ、民主主義の多数決が成り立っているのだ。
 他方、日本の場合、「0増5減」案を反映しても、最大人口と最小人口の差は29万人にも及ぶ。しかし、アメリカにできているのだから、日本にできないはずはない。》

 ほとんどハチャメチャな論理なんだけれども、ペテン師のまことしやかな語り口に騙される人は騙されるかもしれない。

 ペテン師の手口を解析するために、もう少し我慢して、ペテン師の口上に耳を傾けてみよう。

 次に掲げるのは、ネット上に載つてゐる升永英俊のインタビュー記事である。

《――例えば米国の場合、下院では1票の格差は非常に小さいですが、上院はどの州でも上院議員は2人としていて、非常に大きな1票の格差が生まれており、多数決が成り立たなくなっています。

升永 米国の場合、50の国家(state。州と翻訳されている)が連邦を作っています。United States of Americaです。50の国家(state)が、「上院については、人口に関係なく、各stateごとに上院議員を2人ずつ出します」という連邦憲法に基づいて約束をして、連邦に参加しました。カリフォルニア州の人口は約3700万人で、ワイオミング州は約57万人です。上院選挙でカリフォルニア州民は、ワイオミング州民の65分の1の票しかないわけです。各州(state)は、それを納得した上で、連邦(United States of America)を作ったわけです。

 米国の州(state)と日本の都道府県は、まったく違います。米国では、それぞれの州に、州の最高裁判所、州の高等裁判所、州の地方裁判所があります。州ごとに民法、刑法、家族法、相続法などが違います。各州が立法権を持っています。日本の都道府県は本格的な立法権がなく、条例制定権しかありません。州は、軍隊(陸軍、空軍)を持ち、本格的な課税権も持っています。都道府県は、軍隊を持っていません。本格的な課税権も持っていません。日本の都道府県は、国家としての体裁をなしていません。

 だから、「米国の上院選挙では1票の住所差別を認めているから、日本も1票の住所差別があってもいいじゃないか」という議論は、都道府県を州と同一視する議論であって、その議論の前提を誤っています。日本は米国でいうと、カリフォルニア州に相当します。そしてカリフォルニア州の中では、連邦上院選挙も、連邦下院選挙も1人1票になっています。》

 以上に引いたペテン師の口上を整理してみよう。

 ●日本の都道府県とアメリカの州(state)を同一視してはならない。
 ●州と訳されているアメリカのstateは国家である。
 ●日本はアメリカの州(state)に相当する。
 ●アメリカでは州(state)の中では、連邦上院選挙も連邦下院選挙も1票の格差は存在しない。

 アメリカの州(state)は国家なんださうです。だから日本という国家はアメリカの州(state)と同んなじなんだそうです。

 アメリカの州(state)が国家なら、州(state)には主権はあるの?
 
 アメリカの州(state)が国家なら、州知事(governor)は国家元首なの? 州知事(governor)は日本の天皇と対等に接見できるの?

 アメリカの州(state)が国家なら、州兵は外国の軍隊と勝手に戦争できるの?

 アメリカの州(state)が国家なら・・・・

 アホらしい。もうやめておかう。ペテン師さん御自身、アメリカの州(state)が国家だなんて本気で信じてなんかゐないのだから。

 それにしても、笑つちやうね、《日本は米国でいうと、カリフォルニア州に相当します》だつて。

 どうして、《日本は米国でいうと、ワイオミング州に相当します》つて言はないんだらう?
 
 ワイオミング州は人口56万人。アメリカ最少の州。鳥取県より人口が少ない。知事は存在すれど、副知事はをらず、最高裁はあれどその下の控訴裁判所(ペテン師いふところの高等裁判所)は存在せず、州内に4年制の総合大学は1校しかない。

 ないないづくしのちつぽけなワイオミング州と日本は同じだなんて言はうものなら、間違ひなく頭の構造を疑はれる。このペテン師もその程度の気は回るらしい。

 (この項続く)







 ―法律婚解体闘争を煽る《少子化ジャーナリスト》白河桃子―





 前回の《民法大改悪で早速おつ始まつた法律婚解体闘争》で、白河桃子といふフェミ女のことを書き忘れてゐた。

 この読売の記事には解説がついてゐて、婚外子をよつぽど推進したいらしいフェミ記者(男だ)は、次のやうな煽動的予測を述べたてる。

《・・・・日産婦の方針転換により体外受精の障壁がなくなることで、少子化に悩む日本で、出生数の増加に結び付く可能性もある。》

 で、これに続けて、自称《少子化ジャーナリスト》白河桃子を登場させるといふ塩梅。
 
 フェミ女のコメントがこれ。

《日本は先進国であるのに、婚外子の割合が少ないなど、家族のあり方に関して考え方が狭い。日産婦の方針転換は妥当。》

 体外受精を事実婚にも認めれば、婚外子がどんどん増えて、少子化解消に効果は覿面―とのたまふ《少子化ジャーナリスト》さん。

 このオバさんフェミが《少子化ジャーナリスト》なんて聞きなれない肩書きをどうして名乗つてるか御存じ?

 フェミにとつて今、最も便利なキーワード、それが《少子化》といふわけ。

 ●働いてゐる女性が子供を産み育てたいのに、保育園が足りない。

 ●働いてゐる女性が子供を産み育てるために、男にも育児と家事労働を分担させよう。

 ●男は仕事、女は育児・家事といふ固定的役割分担意識が女性の出産育児を阻害し、少子化を招いてゐる。

 ●事実婚のカップルにも法律婚と同じ身分・待遇を与へれば、事実婚カップルも子供を産んで、少子化が解消される。

 ●夫婦別姓を求めれば、結婚したくてもできなかつた人たちが結婚できるやうになり、別姓カップルが子供を産めば、少子化解消につながる。

  などなど。

 《少子化》を大義名分にして、やりたいことをなんでもやつてしまはうといふフェミニストたちの作戦。

 フェミニストにとつて本当に便利なんだよね、《少子化》といふ言葉。

 日本で今進行してゐるのは、《少子化》を隠れ蓑にした、フェミニズム革命なのですよ。


 フェミオバさんが理想とする国はフランスである。マルフェミ学者山田昌弘との共著『「婚活」症候群』で、白河桃子は婚外子にあふれかへつたフランスを賛美する。

《(フランスでは)今や50%以上の子どもが婚外子です。もちろんこれは圧倒的に「女性が自立して働いている」ことと、「子育てを社会が支えてくれる」という背景があってのことです。》


 フランスに比べて日本は遅れてゐる、日本も事実婚拡大が急務だ、とフェミオバさんは懸命にアジる。

《日本も、事実婚の人たちもデメリットがなくなるようにすると何かが変わると思います。事実婚が3割と超えたら、ある種の文化の変換が起きるのではないでしょうか。》

 事実婚が3割と超えたら、ある種の文化の変換だつて? 

《少子化ジャーナリスト》だけあつて、言葉のごまかし方がうまいなあ、この人。日本に事実婚が3割を超えるやうな社会が到来したら、それは、日本にフェミニズム革命が起きた、つていふんぢやないの?

(この項続く)

 

 
 


 ―民法大改悪で早速おつ始まつた法律婚解体闘争―



 
 《対外受精 事実婚でも》といふ見出しで読売新聞が朝刊の一面トップで報じたのが以下の記事。

    *************

 不妊治療で広く行われる体外受精について、産婦人科医らで作る日本産科婦人科学会(日産婦)は、「結婚した夫婦に限る」としていた条件を外し、対象を事実婚カップルに広げる方針を固めた。

 昨年12月の民法改正で、結婚していない男女間に生まれた子(婚外子)に対する法律上の差別が撤廃されたことが理由だ。国も不妊治療の公費助成の対象を事実婚カップルに拡大することを検討する。

 対象拡大は、すでに日産婦理事会での了承を得ており、6月の総会で決定する。

 日産婦は、体外受精や受精卵の母胎への移植について「会告」の形で医師が守る自主ルールを策定。体外受精を結婚した夫婦に限定した規定は、国内で初の体外受精児が生まれた1983年に定めた。民法は、婚外子の遺産相続分について、結婚した夫婦の子どもである嫡出子の半分と規定していたため、生まれてくる婚外子の不利益に配慮した。

 しかし最高裁は昨年9月、家族形態の多様化や国民の意識の変化などを踏まえ、民法の規定を違憲と判断。これを受け、婚外子への遺産相続分を嫡出子と平等にする改正民法が、同年12月に国会で成立し、体外受精の対象を区別する必要性がなくなった。


   *************

 早速おつ始まつた、といふ感じである。平成の民法大改悪を待ちに待つてゐた連中の法律婚解体闘争。

 平成の民法大改悪によつて、民法から法律婚と非法律婚(事実婚、同棲)とを分かつ規定が消滅した。で、早速、日本産科婦人科学会なる団体が、「結婚した夫婦に限る」としてゐた体外受精を、事実婚カップルにも認めませうといふのが記事の内容。

 この記事の中には、明らかなウソがあるんだよね。

《民法は、婚外子の遺産相続分について、結婚した夫婦の子どもである嫡出子の半分と規定していたため、生まれてくる婚外子の不利益に配慮した。》

 《生まれてくる婚外子の不利益に配慮した》なんて笑はせるなよ。日産婦が体外受精を「事実婚」カップルに認めてこなかつたのは、事実婚を助長させるのかといふ批判を怖れて自粛してきた。ただそれだけの話。つまり、自粛の根拠は事実婚のお先棒担ぎ批判。

 今回の方針変更を、民法第九百条改悪問題と結びつけるために、最もらしい理由を考へついたんだらうな。

 フェミ一色のこの記事、もう少し紹介しようか。

《国も、子どもが欲しいカップルへの支援の拡大を目指す。厚生労働省は、法律上の夫婦に限定している体外受精などの公費助成を会告が変更されれば対象の見直しを検討する」(母子保健課)としている。》

 内閣府と並ぶ政府部内フェミ勢力の牙城が厚生労働省で、「事実婚」カップルへの「支援」をしたくてしたくてたまらかつた官庁だから、いち早く「事実婚」カップル「支援」を表明したといふ次第。

 厚生労働省が「事実婚」カップル「支援」を始めるとどのやうなことが起きるか。他の官庁も法律婚に限定してゐる支援を「事実婚」に拡大してゆくはずだ。一方で、税制面などの控除も「事実婚」にも認めるやうになるだらう。

 法律婚と「事実婚」への待遇の同等化が進めば、法律婚が有名無実化することは避けられない。法律婚はなし崩し的に解体してゆく・・・。民法改悪法案にホイホイ賛成してしまつた自民党の「ボクちゃん」たち。政府部内のフェミ勢力が考へてゐること、分かる? 妾の子の相続分が本妻の子の半分なのは可愛さうなんて話ぢやないんだよ。



◆「一票の格差」違憲無効訴訟ゴッコ(二十)

 ●お知らせ
 「テーミス」1月号に「一票の格差」裁判関連記事



 月刊誌「テーミス」の1月号に、
《「一票の格差」裁判が示した裁判官の「異常判決」続出の内幕を追う
 裁判官と弁護士による司法の場でのパフォーマンスやその後の言動への疑問 》
 といふ記事が掲載されてゐます。

 この記事の中で、一連の違憲無効訴訟は政治ショーであるといふ、私(千葉展正)のコメントも紹介されてをります。

 升永英俊一派の違憲無効訴訟に対する批判的な記事は、私の知る限り、「テーミス」のこの記事を嚆矢とするのではないでせうか。

 本項(十九)で紹介した「月刊日本」といふ雑誌なんか、元来は保守系の雑誌だつたはずなのに、最新号では長谷川三千子やら鈴木宗男やらに混じつて、升永英俊や福島みずほまで登場してゐて、ほとんど精神分裂状態。こんな雑誌、一体誰が読むのだらう。貧すれな鈍する?

 《月刊テーミスWEBサイト》









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tensei211

Author:tensei211
ちば・てんせい。ジャーナリスト・評論家。皇室問題やフェミニズム問題に取り組む。三島由紀夫研究家。國語問題研究家。


フェミニズム論の著作として、『男と女の戦争―反フェミニズム入門』(展転社)など。フェミニズム関係の共著に『男女平等バカ』(宝島社)、『夫婦別姓大論破』(羊泉社)などがある。

皇室関連の著作としては『天皇を喰ひ物にした侍従長』『天皇と宮内庁の「背信」』など。

執筆には正仮名遣ひ(歴史的仮名遣ひ)を使用、当ブログも正仮名遣ひを用ゐる。

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