fc2ブログ
Archive
■#MeToo運動の化けの皮をはいでくれた伊女優の御乱交

 親子共演した男優に「性的暴行」の口止め料として巨額和解金
 ワインスタイン告発でレイプ被害者演じたアーシア・アルジェントの正体




asi harbey 906
アーシア・アルジェントとハーベイ・ワインスタイン



 ハリウッドの剛腕プロデューサー、ハーベイ・ワインスタインへのセクハラ告発から始まつた#MeToo運動の化けの皮がはがれようとしてゐる。

 #MeToo運動を激震させたのはニューヨークタイムズが8月20日に掲載した一本の記事だつた。ワインスタイン告発の急先鋒だつたイタリア人女優のアーシア・アルジェントが、2013年5月にカリフォルニアのホテルで、俳優・ミュージシャンのジミー・ベネットに「性的暴行」を加へ、その「和解金」として38万ドル(約4,200万円)を支払つてゐた・・・・・・・。

 2013年当時、アルジェントは37歳で、ベネットは17歳。カリフォルニア州の性交同意年齢は18歳だから、この#MeToo運動の闘士はセクハラどころか性的犯罪をおかしてゐたことになる。38万ドルは告訴する用意があるといふベネットへの口止め料だつた。

 アルジェントとベネットは2004年の映画「サラ、いつわりの祈り」で共演し、映画でアルジェントの子供役を演じたのがベネットである。

 アーシア・アルジェントといへば、2017年10月の「ニューヨーカー」のワインスタイン告発記事では、ワインスタインからレイプを受けたと「告白」し、2018年5月のカンヌ映画祭授賞式では女優賞のプレゼンテーターとして登壇して「ひとこと言はせて。私は1997年、21歳の時、ここカンヌでハーベイ・ワインスタインに強姦されたのです」とスピーチして大喝采を浴びた女優である。


asia 906



 ハーベイ・ワインスタインへのセクハラ告発(実態はセックススキャンダルの暴露)は限りなくあれど、彼にレイプされたといふ証言はさすがに少数だつたから、アルジェントはワインスタインのセクハラ被害者の中でもひときわ脚光を浴びた。

 ワインスタインにレイプされたといつても、そのあと、アルジェントはこの男と4年ほどつきあつてゐるから、なんのことはない、アルジェントはある時期ワインスタインの愛人だつたのだ。でもアルジェントは、ハリウッドの最高権力者であるワインスタインに逆らつたらどんな報復をされるかわからないので、それが怖くて彼の元から離れられなかつたといふお話をデッチあげて、ワインスタインを強姦魔として罵つた。

 さて、ジミー・ベネットの弁護士がアルジェントの弁護士に告訴の意思があると伝へたのは2017年11月だ。その通知書には、ベネットがアルジェントと久々の再会でホテルを訪ねた日、彼女がベネットの家族を帰し、そのあとベネットに及んだ行為がが生々しく記されてゐる(ベッドに後ろから押し倒し・・・・・・)。この時の「性的暴行」がトラウマとなつて俳優としての活動にも障害をきたし、収面でも多大な損害を被つた――これがベネットの主張だ。

 アルジェントとベネットの和解内容には、カリフォルニアのホテルの一室でベッドに寝たふたりの自撮り写真(上半身裸)をベネット側がアルジェント側に譲渡することも含まれてゐるとされる。

 アルジェント自身もはこの日のツーショットを自分のインスタグラムに投稿してゐる。ふたりともTシャツを着てゐて裸ではないけれど、アルジェントは満面の笑みを浮かべてベネットの首つ玉に抱きつき、ベネットも幸福さうに微笑んでゐる。ベネットの表情は「性的暴行」を受けて精神的ダメージに打ちひしがれた人間のそれとも思はれない。アルジェントがこの写真につけたコメントは、「私の息子、私のかわいい子」。このふたりにも互ひに夢中になる時期があつたのである。

asia


 そんな至福の時期があつたのになぜベネットがアルジェントを「性的暴行」で告訴する気を起こしたのか不思議だが、なんでも「彼女がワインシュタインの犠牲者としてスポットライトを浴びるてゐるのをみて、自分が受けた被害をまざまざと思ひ起こした」のださうだ。ベネットの弁護士がアルジェント側に告訴の意思を告げたのは「ニューヨーカー」にアルジェントの記事が載つた翌月である。

 ベネットが欲してゐたものはズバリ金。アルジェントから受け取つた和解金は38万ドルだが実はベネットがはじめに要求したのは350万ドルだつた。

 それまで稼いだカネはすべて母親と継父に絞りとられてスッカラカン。これがベネットの当時の境遇だつた。そこに飛び込んできたのが、ワインシュタイン騒動で「レイプ被害者」を演じるかつての母親的愛人アルジェントの颯爽たる役者ぶりだつた。ベネットがこれに喰らひついたのも無理もない。

 アメリカの腕つこきの弁護士にかかれば、ベネットを年増女にもてあそばれた哀れな少年に仕立て上げることなど造作もない。「セクハラを受けました」「レイプされました」と訴へるMeToo運動の女たちの言ひ分をそのままなぞればいいのだ。

 ホテルの一室で突如性的暴行を受けました、甚だしい屈辱と精神的苦痛を被りました、それがトラウマになつて仕事もできなくなつてしまひました、収入も激減しました・・・・・。

 #MeToo運動を逆手にとつたベネット戦略はまんまと性交、いや成功をおさめ、ベネットはアルジェントから38万ドルをせしめた上に、だれか(たぶんベネット自身)がニューヨークタイムズにチクつてくれたおかげで、自分も「性的暴行」被害者として一躍時の人になつて、売名といふ#MeToo運動の効用も抜け目なく享受してゐる。

algento


 ハリウッドでは、ワインスタインが女優に片つ端から手をつけることは知られてゐたが、アーシア・アルジェントも共演した男たちと誰とでも寝ることでは有名だつたらしい。いや、アルジェントに限らない、ワインシュタイン告発に名を連ねた女優たちもアルジェントと五十歩百歩限と思ふが、ワインスタインが「セクハラ」告発祭壇の生贄に供されるらしい(ハリウッドではニューヨークタイムズなどが動いてゐることは早くから察知されてゐた)と知つた女たちは我先にとこの血祭りに参加したのだ。ワインスタインはもう終りだ、どんなデタラメを言つてもこの男から反論されることはないといふ計算を働かせて。
 
 アルジェントもその一人なんだけれど、あんまりやりすぎたために、脅されて大金をむしり取られ、墓穴を掘つてしまつたのである。

 アルジェントは「私はベネットと肉体関係はない」と抗弁してゐるが、38万ドル支払った事実は否定しやうがなく、#MeToo運動の「同志」たちもさすがに彼女を擁護するのをビビッてゐる。みんな鉄砲の玉が後ろから飛んでくる(お前の行状をバラす!)のを恐れてゐるのかもしれない。

 ロサンゼルスの捜査当局もこの「事件」には関心を示してゐるやうだから、アルジェントもワインシュタインと同じやうに手が後ろに回る日がくることもありうる。

#MeToo運動によつて身を滅ぼせる女優――監督もやるアーシア・アルジェントだから、自分をモデルにしたそんな映画をいつかつくつてくれないかな。是非見たいと思ふ。




スポンサーサイト



■気軽で便利な「改憲」ゴッコ

 安倍3選のおもちやにされる「改憲」






 安倍首相が次の国会に自民党の憲法改正案を提出できるようとりまとめを加速すべきだとかなんとか言ひ出した。次の国会とは秋の臨時国会のことらしい。

 自民党総裁選で石破茂を勝てる目算がついたとはいへ、森友加計問題で首の皮一枚でつながつた安倍首相としては、三選を盤石にするための「目玉」がほしかつたんだらうな。そこで持ち出されたのが「改憲」スケジュールのお話といふわけ。

 安倍首相にとつて「改憲」とは、気軽に弄ぶことができる玩具のやうなものだ。

 安倍自民党の憲法改正案は、憲法前文はもとより憲法第9条の全文を残した上で、自衛隊をチョロつと明記するだけといふ無惨な代物である。改憲とは名ばかりで、占領憲法を恒久化するもの―それが自民党改憲案の正体だ。

 憲法改正案の内容なんかどうでもいい、憲法を改正しましたといふ名分だけほしいといふ安倍首相に媚びて、こんな亡国改憲案を彼に吹き込んだ奴は万死に値すると思ふ。

 永田町では憲法改正の賛成派も反対派も、安倍首相の「改憲」ゴッコ体質はよくわかつてゐて、自民党改正案の年内の国会提出なんて本気で受け取る奴はひとりもゐない。

 いや、安倍首相にとつても、憲法改正のスケジュールなんて実はどうでもいいことなのだと思ふ。むしろ、憲法改正が先延ばしされればされたで、「憲法改正は私の使命です」といつて総理大臣の椅子にしがみつく口実ができるのだから。

 安倍晋三にとつて「改憲」とは、誠に気軽で便利なゴッコの世界なのである。日本を見下したマッカーサーが言つたことはもしかして正しかつたのかもしれない。この国は戦後七十年もたつて精神年齢が12歳程度の総理大臣しか持つてゐないのだから。

リンク
三島由紀夫「女系天皇容認」説の陰謀を暴く
「売文業者」渡部昇一の嘘八百を斬る
安倍政権が残した「負の遺産」
「富田メモ」と捏造された「スクープ」
天皇を喰ひ物にした侍従長
天皇と宮内庁の「背信」
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
プロフィール

tensei211

Author:tensei211
ちば・てんせい。ジャーナリスト・評論家。皇室問題やフェミニズム問題に取り組む。三島由紀夫研究家。國語問題研究家。


フェミニズム論の著作として、『男と女の戦争―反フェミニズム入門』(展転社)など。フェミニズム関係の共著に『男女平等バカ』(宝島社)、『夫婦別姓大論破』(羊泉社)などがある。

皇室関連の著作としては『天皇を喰ひ物にした侍従長』『天皇と宮内庁の「背信」』など。

執筆には正仮名遣ひ(歴史的仮名遣ひ)を使用、当ブログも正仮名遣ひを用ゐる。

amazon
Irreversible Damage
大衆の狂気
暴走するジェンダーフリー
ポリコレの正体
SDGsの不都合な真実
左翼リベラルに破壊され続けるアメリカの現実
日本を守る沖縄の戦い
領土消失 規制なき外国人の土地買収
爆買いされる日本の領土
誰が第二次世界大戦を起こしたのか: フーバー大統領『裏切られた自由』を読み解く
移民 難民 ドイツ・ヨーロッパの現実2011-2019
それでもバカとは戦え
令和への伝言
男と女の戦争
私の国語教室
断腸亭日乗
中谷宇吉郎随筆集
牧野富太郎自叙伝