fc2ブログ
Archive
■不敬極まりない御陵の世界遺産登録(6)
 
 
 



   ●サヨク考古学者と観光業者が結託する日


 


 天皇陵の問題を考へるにあたつては、考古学者といふ反日勢力の実態をよくわきまえておく必要がある。

 私の手元に、反日考古学者らが書いた『天皇陵を発掘せよ』(三一新書)といふ本がある。

 この本は、日本の考古学者たちが天皇陵の暴露を自己の使命と心得てゐることをよく教へてくれる。

 これら反日考古学者たちは天皇陵といふ言葉を使はない。

 やむなく使はざるを得ないときは、「天皇陵」とカギカッコをつける。

 その理由は以下のやうに説明される。

《特定の人の墓だけを「陵」という変わった表現で呼ぶ理由はないうえ。「天皇陵」の指定(宮内庁用語では「治定」」)は、古くなればなるほどいい加減で、カギカッコをつけているのです。》

《主権在民の現代、日本人民はすべて対等平等です(死者もまた、当然対等平等でなければなりません。天皇・皇后の墓だけを「陵」という特別の用語で呼ばなければならない理由はありません。》

《当然、現代の常用の名詞としては死語にしなければならない言葉です。》

《要するに、「天皇陵」というものは、正確な歴史的由緒があって維持管理されているものではなく、近世に醸し出され、近代に肥大化した天皇制イデオロギーが創作した産物が、現代に温存されているものに過ぎません。》

《もともと根拠がなかったものを、1500年も後になって指定し直したのですからナンセンスというよりほかありません。そういうものを、現代日本人民「天皇陵」として押し付けられているのです。》

 主権在民だとか日本人民だとか天皇制イデオロギーだとか、サヨク史観が丸出しで表現され、かれらにとつて天皇といふ存在がいまだに「階級敵」であることをよく示してゐる。

 「反人民」にして「階級敵」である天皇の墓は暴かれなければならないのだ。

 天皇陵は反日考古学者の暴露攻勢にさらされてきた。今もその状況は変はらない。

 天皇陵を単なる客寄せ資源としか考へない自治体や観光業者が、反日考古学者と結託する可能性は十分にある。

 天皇陵を俗化させるといふ点でかれらの利害は一致してゐる。

 長い歴史の中で盗掘、侵食、荒廃などの憂き目をみてきた天皇陵は今、世界遺産化によつて新たな危険性をはらむことになつた。

 そのことを忘れるべきではないと思ふ。








スポンサーサイト



リンク
三島由紀夫「女系天皇容認」説の陰謀を暴く
「売文業者」渡部昇一の嘘八百を斬る
安倍政権が残した「負の遺産」
「富田メモ」と捏造された「スクープ」
天皇を喰ひ物にした侍従長
天皇と宮内庁の「背信」
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
プロフィール

tensei211

Author:tensei211
ちば・てんせい。ジャーナリスト・評論家。皇室問題やフェミニズム問題に取り組む。三島由紀夫研究家。國語問題研究家。


フェミニズム論の著作として、『男と女の戦争―反フェミニズム入門』(展転社)など。フェミニズム関係の共著に『男女平等バカ』(宝島社)、『夫婦別姓大論破』(羊泉社)などがある。

皇室関連の著作としては『天皇を喰ひ物にした侍従長』『天皇と宮内庁の「背信」』など。

執筆には正仮名遣ひ(歴史的仮名遣ひ)を使用、当ブログも正仮名遣ひを用ゐる。

amazon
Irreversible Damage
大衆の狂気
暴走するジェンダーフリー
ポリコレの正体
SDGsの不都合な真実
左翼リベラルに破壊され続けるアメリカの現実
日本を守る沖縄の戦い
領土消失 規制なき外国人の土地買収
爆買いされる日本の領土
誰が第二次世界大戦を起こしたのか: フーバー大統領『裏切られた自由』を読み解く
移民 難民 ドイツ・ヨーロッパの現実2011-2019
それでもバカとは戦え
令和への伝言
男と女の戦争
私の国語教室
断腸亭日乗
中谷宇吉郎随筆集
牧野富太郎自叙伝