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◆「一票の格差」違憲無効訴訟ゴッコ(十四)

 NHKのコピペ報道
 金太郎飴訴訟と金太郎飴報道




 またまた升永英俊一派の「違憲無効訴訟ゴツコ」の判決。今日は大阪高裁と名古屋高裁。ともに請求棄却。原告全面敗訴。

 名古屋高裁の判決を報じたNHKの記事は、嗤はせてくれる。

《ことし7月の参議院選挙で選挙区ごとの1票の価値に最大で4.77倍の格差があったことについて、名古屋高等裁判所は憲法違反の状態だという判決を言い渡しました。一方で選挙の無効を求めた訴えは退けました。》

《ことし7月の参議院選挙では、選挙区ごとの1票の価値に最大で4.77倍の格差があり、2つの弁護士グループが「あまりにも不平等で憲法に違反する」として、全国すべての選挙区を対象に選挙の無効を求める訴えを各地の裁判所に起こしています。このうち愛知・岐阜・三重の、3県の選挙区を対象にした裁判の判決で、名古屋高等裁判所の林道春裁判長は憲法違反の状態だとする判断を示しました。》

 これ、2日前にあつた名古屋高裁金沢支部と高松高裁の判決で、NHKが報道した記事のコピペなんだよね。下が2日前の記事。

《ことし7月の参議院選挙で、選挙区ごとの1票の価値に最大で4.77倍の格差があったことについて、名古屋高等裁判所金沢支部と高松高等裁判所はいずれも憲法違反の状態だという判決を言い渡しました。一方で選挙の無効を求めた訴えはともに退けました。》

《ことし7月の参議院選挙では、選挙区ごとの1票の価値に最大で4.77倍の格差があり、2つの弁護士グループが全国すべての選挙区を対象に選挙の無効を求める訴えを各地の裁判所に起こしています。このうち石川、富山、福井の3県の選挙区を対象にした裁判で、名古屋高等裁判所金沢支部の市川正巳裁判長は「違憲の問題が生ずる程度の投票価値の著しい不平等状態に至っていた」と指摘し、憲法違反の状態だという判決を言い渡しました。》

 ほら、高裁の名前が変はつてゐるだけ。

《憲法違反の状態だという判決を言い渡しました。》
といふウソもそのままコピペ。

 片や名古屋高裁金沢支部で、片や名古屋高裁だから、2日前の記事も名古屋の記者が書いて、今回は自分の記事をコピペしたのかな?

 まあ、記事をコピペしたくなる記者も気持ちも分からぬではない。なぜなら、原告の訴状自体が《コピペ》みたいなもんなんだから。

 数日前、ある雑誌のインタビューを受け、そこで私は、
《升永一派が起こしている裁判は言つてみれば金太郎飴訴訟》
 と話した。

 升永一派が参院選の全選挙区で起こしてゐる裁判は、すべて同じ。参院選全選挙区の選挙は無効―これが主張のすべて。私が、《金太郎飴訴訟》と呼ぶ所以。

 判決には、個々の選挙区の格差の問題など出てこない。だから記者も気楽だ。《違憲状態》の判決が出たら、《違憲状態》の判決の記事をコピペすればすむ。《金太郎飴訴訟》だから、お気楽な《金太郎飴報道》が蔓延するのも無理はない。

 《金太郎飴訴訟と金太郎飴報道》より、《コピペ訴訟とコピペ報道》と呼ぶ方がふさはしいかも。

 
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プロフィール

tensei211

Author:tensei211
ちば・てんせい。ジャーナリスト、政治評論家。フェミニズム論、天皇論を中心に執筆活動を展開してゐる。

北海道芦別市生まれ。千葉県在住。

フェミニズム論をまとめた著作として、『男と女の戦争―反フェミニズム入門』(展転社)など。フェミニズム関係の共著に『男女平等バカ』(宝島社)、『夫婦別姓大論破』(羊泉社)などがある。

執筆には、正仮名遣ひ(歴史的仮名遣ひ)を用ゐる。

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