上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
■小保方晴子さんへの手紙(第八信)

 どうぞお怪我などなさらぬやうに



 冠省
 
 9日に予定されてゐる記者会見に関して一言。

 小保方さんが記者会見を開くとか会見をやめたやめたとか、小保方さんが入院したとか会見の直前に入院するとか、情報が錯綜してゐますが、私は記者会見をめぐる一連の成り行きに非常に不可解なものを感じてゐます。 

 もし小保方さんが入院を要するほど体調がよろしくないなら、いくらあなたに批判的な人でも、小保方氏は病気をおしても会見を開くべきだなどと非道なことは言へるはずもありません。

 私は疑ふことを商売とするジャーナリストなものですから、何事にもつい裏を読んでしまふ。つまり、この入院情報の錯綜こそ、あなたについてゐる弁護団の戦略なのではないかと。

 「小保方さんは入院を要するほどの症状である」と、小保方さんが自分の言ひ分だけを一方的に説明して、体調不良を理由に記者会見を早々と打ち切つてしまふといふ筋書です。

 まあ、好意的に解釈すれば、今回の記者会見は、どうしても公の場で自分の口から自分の考へを説明したいといふ小保方さんの希望を、弁護団があなたの説明能力を危ぶみつつも叶へたあげた、といふことになるのでせうが。

 小保方さんが記者会見を開くといふことで、マスコミはあなたの口から理研の暗部を暴く言葉を聞けるのではないかといふ期待感をもつて待ち構へてゐます。

 有体に言つて、あなたが公の場で話すといふことは、調査委が対象とした6項目以外の疑惑に関しても、御自分で説明する責任を負つたことなる。

 6項目以外の問題といふのはパンドラの箱です。なにが飛び出してくるか分からない。それが怖いから理研幹部は躍起になつてパンドラの箱を開けまいとした。
 
 ところが、今度はあなたがパンドラの箱を開けようとしてゐる。なるほどパンドラの箱には理研の暗部が詰まつてゐるかもしれない。しかしそこには、あなたの暗部もまた詰まつてゐるかもしれない。あなたにとつては実に悩ましい選択です。

 あなたがパンドラの箱を開けないなら開けないで、今度はその態度に疑念が広がる。そして結局、あなたがパンドラの箱を開けなければ誰も納得しなくなる。

 あなたが雇つた百戦錬磨の弁護士たちは、小保方さんが理研と全面戦争に突入することも視野に入れて準備を進めてゐることでせう。今回の記者会見はその緒戦です。

 どうぞお怪我などなさらぬやうにと祈るばかりです。

  

                             怱々


 平成二十六年四月八日
                            千葉展正
                           

小保方晴子様
      


 

 

スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿
トラックバック URL
トラックバック
プロフィール

tensei211

Author:tensei211
ちば・てんせい。ジャーナリスト、政治評論家。フェミニズム論、天皇論を中心に執筆活動を展開してゐる。

北海道芦別市生まれ。千葉県在住。

フェミニズム論をまとめた著作として、『男と女の戦争―反フェミニズム入門』(展転社)など。フェミニズム関係の共著に『男女平等バカ』(宝島社)、『夫婦別姓大論破』(羊泉社)などがある。

執筆には、正仮名遣ひ(歴史的仮名遣ひ)を用ゐる。

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。