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■小保方晴子さんへの手紙(第十二信)


 どうせ理研に切られる運命なのに・・・
 笹井さんの弁明会見に思ふこと



 冠省

 本日行はれた笹井さんの記者会見についての愚見を。

 笹井さんの会見、話された内容は別にして、イメージからすると、先般の小保方さんの記者会見が花形役者の舞台なら、失礼ながら笹井さんの舞台は何だか裏方が舞台に上がつてきたやうな・・・。

 週刊誌は笹井さんのことを「黒幕」と呼んできましたが、黒幕にしては悪どさも迫力も欠けてゐて、ケビン・コスナーにしても、あんまり颯爽としたところもなくて、やつぱりこの人はよくも悪くも学者なんだなあと思つてしまひました。

 今日の笹井さんの会見を日本中で一番注視してゐたのはもちろん小保方さんです。私は会見中継のメモをとりながら、この笹井さんの発言を小保方さんはどう受けとめるだらう、と考へながら観てをりました。

 あなたからみると、笹井さんの説明にはウソや言ひ逃れが無数にあることは想像に難くありません(あなたと笹井さんの「共通のウソ」の話は別にして)。「この発言だけは絶対許せない」とあなたが目を釣り合上げる場面があつたかどうか。

 笹井さんの立場は微妙です。今日の会見は事実上理研がお膳立てしたらしく、笹井さん御自身もふだんはつけてゐない理研のバッジをつけて理研の一員であることを強調してゐました。配布資料も発言も事前に理研側とすりあはせが行はれてゐたと思はれます。

 笹井さんの発言の70%くらゐは、理研の承認を得たもの、理研の見解と大差ないもの、もしくは理研の見解の代弁で、残る30%が理研への弁明、そんな気がします(あなたを刺激しないやうにといふ用心深い配慮は全体に貫徹してゐる)。理研にとつて笹井さんは被告人的立場でもあるので、笹井さんとすればこの際、理研に対しても弁明しておかなければならない。

 論文の作成過程を4段階に分けて自分が参画したのは4段階目(それ自体は事実でせう)とか、実験の主要部分は若山研究室で行はれた(これも半分事実でせう)とか、プロジェクト全体の中でのご自分の役割がいかに小さかつたかを事あるごとに強調してゐたのが印象的でしたが、すべて理研向けの釈明とみれば納得がゆきます。

 可哀想な笹井さん・・・。

 どのみち笹井さんは理研に切られることになるのに、と思ふと、憐憫の情さへ覚えつつ、私は彼の弁明を聞いてゐたのでした。

 愚見の続きは明日のお手紙で。

                      怱々


 平成二十六年四月十六日
                   千葉展正
   

小保方晴子様

                       
 




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プロフィール

tensei211

Author:tensei211
ちば・てんせい。ジャーナリスト、政治評論家。フェミニズム論、天皇論を中心に執筆活動を展開してゐる。

北海道芦別市生まれ。千葉県在住。

フェミニズム論をまとめた著作として、『男と女の戦争―反フェミニズム入門』(展転社)など。フェミニズム関係の共著に『男女平等バカ』(宝島社)、『夫婦別姓大論破』(羊泉社)などがある。

執筆には、正仮名遣ひ(歴史的仮名遣ひ)を用ゐる。

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