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■小保方晴子さんへの手紙(第十四信)

 韓国的な余りにも韓国的な黄兎錫・ES細胞論文捏造事件




 冠省

 先のお手紙に黄兎錫・ソウル大学教授のES細胞論文捏造事件のことに少し触れましたが、今日はこの事件についての管見を述べたいと思ひます。

 韓国では旅客船転覆事故が継続中ですが、事故が起きてからの政府の対応、政府要人の行動、マスコミの論調などをみるといかにも韓国的です。大火災も大海難事故もこの国で発生すると、みんな韓国的色彩を帯びてしまふ。

 黄兎錫・ソウル大学教授のES細胞論文捏造事件もいかにも韓国的な事件です。韓国以外では起こりえない事件、韓国人の愛国心と密接に結びついた事件、愛国的集団ヒステリーが荒れ狂つた事件、それがES細胞論文捏造事件の正体です。韓国人のナショナリズム抜きにこの事件を語ることはできない。

 日本で小保方さんのSTAP細胞論文不正事件が発覚した時、韓国には「日本版黄兎錫事件」と呼んだマスコミもありました。日本でも同じやうな事件が起きたぢやないか、と韓国のマスコミが大喜びしたことは想像に難くない。いつもの韓国のマスコミならSTAP論文不正事件を大々的に追跡するところですが、最近はどうやら「日本版黄兎錫事件」説は韓国マスコミ界でも低調になつてゐるらしい。

 その理由について、ある日本の三流マスコミ(ライターの頭が三流といふ意味です)は、韓国には小保方さんを韓国にスカウトして、再生医学で世界のトップを走る日本を見返してやらうといふ動きがある。そのために、STAP論文事件への批判的報道を控へてゐるのだ、ともつともらしく解説してゐる。幼稚な分析もあつたものです。

 韓国のマスコミが、STAP論文不正事件を「日本版黄兎錫事件」と呼ぶのを控へ始めたのは、私見によれば、STAP論文不正事件がその後の進展で、黄兎錫事件とは似ても似つかぬことが韓国のマスコミにも判つてきたからです。STAP論文不正事件で日本はあんなに騒いでゐるけど、黄兎錫事件に比べれば、大したことないではないか、と当初の喝采が失望に変はつてしまつた。ここで下手に「日本版黄兎錫事件」などと叫んだりしたら、韓国人の間に逆に黄兎錫事件の悪夢を呼び覚ましかねない。それほど韓国にとつて国家的汚辱だつたのですね、黄兎錫事件は。

 私はこの手紙のはじめの方で、小保方さんは「世紀の大詐欺師ではなかつた」云々と申し上げましたが、その時私の念頭にあつた「世紀の大詐欺師」とは黄兎錫でした。

 詐欺、 横領、生命倫理法違反―これが黄兎錫が起訴された罪状です。

 日本でも、小保方さん憎悪に凝り固まつた人間の中には、STAP事件は黄兎錫事件と同じだと叫ぶ手合ひが少なからず存在しすが、彼らは最終的に小保方さんが刑法の詐欺罪で検察から起訴されるとでも期待してゐるのでせうか?

 理研の調査で不正が認定されれば、研究費の一部返還といふ可能性もあるかもしれない。でもそれはあくまで理研の内規によつて、です。

 理研によれば、STAP研究チームの年間予算は1千万円ださうです。3年間で3千万円。

 元東亜日報記者の李成柱が書いた『国家を騙した科学者』によれば、黄兎錫教授チームが、政府及び民間から受け取つた研究費・資金は7年間で1千億ウォン(百億円)を超えるさうです。

 STAP事件と黄兎錫事件は同じだと言ひつのる人たちの頭を疑ひます。

 馬鹿はどこの国にもゐるものですね。
 
 黄兎錫事件の続きは改めて次便で。

                     怱々




   平成二十六年四月二十三日


小保方晴子様

                        千葉展正         


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プロフィール

tensei211

Author:tensei211
ちば・てんせい。ジャーナリスト、政治評論家。フェミニズム論、天皇論を中心に執筆活動を展開してゐる。

北海道芦別市生まれ。千葉県在住。

フェミニズム論をまとめた著作として、『男と女の戦争―反フェミニズム入門』(展転社)など。フェミニズム関係の共著に『男女平等バカ』(宝島社)、『夫婦別姓大論破』(羊泉社)などがある。

執筆には、正仮名遣ひ(歴史的仮名遣ひ)を用ゐる。

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