■日本国総理大臣安倍晋三は「専業主婦の敵」である
 配偶者控除を廃止したがる暗愚宰相に関する一考察(第1回)
 


 ーフェミニストの希望の星となつた安倍総理大臣―




 
 まづ、次の発言をお読みいただきたい。

《今、専業主婦であれば子供を産むとは限らなくて、逆に専業主婦で何もしないのが多いんです。子供も産まないで。つまり、人生に前向きかどうかというと、働く女の人は前向きで、子供を産みたいわけ。働かないで家でごろごろしている主婦が、子供を今産まないんです。逆になっているので、先ほどの委員に時代とのずれを少しわかってもらったほうがいいので、つまり、パラサイト・シングルっているけれども、今、パラサイト・ワイフというのができてきた。つまり、変な生命力のない人たちがたくさん生じていて、お金を持ってぶらぶらしているんですよ。消費にはいいかもしれないけれども》

《そういうところで、何か政策誘導的なものを作らないと、そういう人は淘汰してもらうなり何なりしてもらわないといけない》

 この発言を要約すると、働かないで家でごろごろしてゐる役立たずの専業主婦を淘汰してもらひたい、いふことに尽きます。

 我が国においては、女性の敵は女性です。

 フェミニストといふ名の女性が、専業主婦である女性を敵視してやまず、専業主婦を地上から抹殺しようとしてゐる。これ3が、日本社会における女性対女性の敵対的構図といへます。

 専業主婦を淘汰せよとフェミニストたちが勝手にほざいてゐるうちは害は少ないが、問題は、専業主婦淘汰に執念を燃やすフェミニストたちが政府部内にはびこつて、政府の政策を動かし始めてゐることなのです。国民の知らない間に。

 
 この勇ましい発言の主もフェミニストで、ここに紹介したのは、政府の税制調査会におけるフェミニスト委員の発言です。(平成17年、税制調査会第37回基礎問題小委員会)

 政府の税制調査会といふのは、我が国の税制を決定する事実上の最高機関です。その税制の最高決定機関に、多数のフェミニストたちが委員として名を連ねて専業主婦淘汰論を展開し、フェミニストたちの思ふ方向に議論を引きずつてゆく。これが、長年繰り返されてきた税制調査会の実態にほかなりません。

 専業主婦憎悪の念に満ちたフェミニスト委員たちが、憎んでも余りある制度が、配偶者控除と年金の第3号被保険者制度です。

 配偶者控除と第3号被保険者制度なんていふ専業主婦優遇制度があるから、あの女たち(専業主婦のことですね)は、外に出て働きもせず、亭主の稼ぎで食つて、家でごろごろごろしてゐられるのだ。配偶者控除と第3号被保険者制度なんて一日も早く廃止してしまへ。さうすれば、あの女たちも外に働きに出ざるをえなくなるだらう、とフェミニスト委員たちは息巻いてきたわけです。

 配偶者控除と第3号被保険者制度の廃止はフェミニストたちの長年の悲願でした。

 民主党政権下で一時、フェミニストたちの長年の悲願が達成されさうになりました。民主党がマニフェストに配偶者控除の廃止を盛り込んだからです。しかし、民主党の配偶者控除廃止の動きも頓挫してしまひ、フェミニストたちを大いに失望させたのでした。

 政権が自民党に戻つて、フェミニストたちも、これで悲願達成がまた遠のくかと落胆してゐたのですが、なんと自民党に、フェミニストたちの悲願を達成してくれさうな希望の星が彗星のやうに現れてくれたのです。
 
 その人物こそ、自民党総裁にして内閣総理大臣の安倍晋三君なのであります。


 (この項続く)

 





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プロフィール

tensei211

Author:tensei211
ちば・てんせい。ジャーナリスト、政治評論家。フェミニズム論、天皇論を中心に執筆活動を展開してゐる。

北海道芦別市生まれ。千葉県在住。

フェミニズム論をまとめた著作として、『男と女の戦争―反フェミニズム入門』(展転社)など。フェミニズム関係の共著に『男女平等バカ』(宝島社)、『夫婦別姓大論破』(羊泉社)などがある。

執筆には、正仮名遣ひ(歴史的仮名遣ひ)を用ゐる。

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