■日本国総理大臣安倍晋三は「専業主婦の敵」である
 配偶者控除を廃止したがる暗愚宰相に関する一考察(第2回)
 


 財務相と厚労相に配偶者控除と第3号被保険者制度の廃止を指令した暗愚宰相


 


 日本中のフェミニストに歓喜の声をあげさせ、安倍晋三君を一躍フェミニストたちの希望の星に変貌させたのは、彼がこんなことを口走つたからです。

《麻生大臣、田村大臣には、女性の就労拡大を抑制する効果をもたらしている現在の税・社会保障制度の見直し及び働き方に中立的な制度について検討を行ってもらいたい。》

 この発言が飛び出したのは、3月19日に官邸で開かれた第1回経済財政諮問会議・産業競争力会議合同会議の席です。会議の議長でもある内閣総理大臣安倍晋三君が最後におごそかに、麻生財務大臣と田村厚生労働大臣に、こんなことを命じたのです。

 安倍総理の発言を誰にも分かりやすく表現すると、

 麻生財務大臣に対しては、《配偶者控除の廃止に向けて検討を始めよ》

 田村厚生労働大臣に対しては、《年金の第3号被保険者制度の廃止に向けて検討を始めよ》

 といふことになります。

 安倍総理はいともあつさり、言明してくれちやつたわけですね。1200万もの世帯に大幅増税と年金保険料の負担を強いる上に、日本の家族の在り方を激変させかねない政府の最重要課題についての結論を。配偶者控除も第3号被保険者制度も廃止せよ、と。

 フェミニストたちが彼を希望の星とあがめたてまつる理由を御理解いただけたと思ひます。

 この暗愚宰相は、総理になつてから、配偶者控除と第3号被保険者制度がいいとか悪いとか、存続すべきか廃止すべきか、なんて一度も国民に説明したことはありません。

 経済財政諮問会議・産業競争力会議合同会議の席で唐突に持ち出し、財務大臣と厚生労働大臣に命令を下す形で、事実上の政府決定事項として既成事実化を図ることを目論んだわけです。

 こんな総理大臣が、家族を大切にしませうなんて国民に訓戒を垂れてゐる。笑止です。この人の頭の中では、家族を大切にすることと、配偶者控除制度と第3号被保険者制度を廃止することが、どこかで密接に結びついてゐるらしい。この人、頭の回路がどこかで切れてゐるのでせうね、きつと。私が彼を暗愚宰相と呼ぶ所以です。

  (この項続く)
 




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プロフィール

tensei211

Author:tensei211
ちば・てんせい。ジャーナリスト、政治評論家。フェミニズム論、天皇論を中心に執筆活動を展開してゐる。

北海道芦別市生まれ。千葉県在住。

フェミニズム論をまとめた著作として、『男と女の戦争―反フェミニズム入門』(展転社)など。フェミニズム関係の共著に『男女平等バカ』(宝島社)、『夫婦別姓大論破』(羊泉社)などがある。

執筆には、正仮名遣ひ(歴史的仮名遣ひ)を用ゐる。

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