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■日本国総理大臣安倍晋三は「専業主婦の敵」である
 配偶者控除を廃止したがる暗愚宰相に関する一考察(第9回)


 「配偶者控除は維持します」と衆参選挙の公約に掲げた自民党
  選挙の谷間を狙つて公約を破棄した悪だくみ
  法人税減税とセットで推進される配偶者控除の廃止
 


 自民党政府が配偶者控除を廃止するのは、正しい意味において国民に対する裏切り行為といへます。

 なぜなら、自民党は平成24年の衆議院選挙でも、平成25年の参議院選挙でも、配偶者控除の維持を公約に掲げてゐたからです。

 昨年の参議院選挙で、自民党が選挙公約とともに発表した「総合政策集」を読み直してみませうか。

《社会の基本は「自助」にありますから、家族の助け合いの役割も正しく評価されなければなりません。その観点から、配偶者控除は維持し、児童手当との関係を整理した上で年少扶養控除を復活します。》

 配偶者控除は維持します、とちやんと書いてある。

 と同時に、年少扶養控除を復活します、とも書いてある。子供手当創設に伴って止されたのが年少扶養控除だから、民主党の子供手当にかかはる制度は一切破棄すると、自民党は公約で宣言したのです。

 そして、民主党政府が子供手当と抱き合はせで計画した配偶者控除の廃止も、我が党はやりせんよ、と言つてゐるわけです。

 安倍総理が、配偶者控除と第3号被保険者制度の廃止を検討するよう財務相と厚労相に指令を出したのが、今年の3月です。選挙から1年もたたないうちに抜け抜けと公約破りをしたことになります。

 公約違反ではないかなんて、安倍総理を追及しても無駄です。なぜなら、配偶者控除と第3号被保険者制度の廃止は、彼の確信犯的行動なのですから。

 なぜこの時期に、安倍総理が配偶者控除と第3号被保険者制度の廃止を持ち出したのか分かりますか? 簡単です。今年と来年は選挙の谷間だからです。自民党政府が衆議院を解散するわけもないから、2年後まで国政選挙はない。年内に配偶者控除の廃止を決め、来年度から実施すれば、再来年選挙が行はれても、その頃には主婦層からの反発は薄まつてゐる、と読んだのでせうね。

 この人、暗愚総理にしては、結構、ワル知恵が働くのです。

 公約違反も意に介さず、安倍総理が配偶者控除の廃止に動く目的はただひとつ、増税です。
 
 何のための増税か?

 法人税を減税して、減税分の財源の穴埋めをするためです。

 日本企業の国際競争力をつけて、外国企業の日本参入を促進するといふ謳い文句で、法人税を大幅に引き下げる。法人税を大幅減税した場合、法人税をいくらいじくり回しても、法人税減税分の財源が不足する。

 そこで目をつけたのが配偶者控除の廃止なんですね。

 配偶者控除を廃止すれば、年間6000億円もの税金が国民からころがり込む。これを、法人税減税分の財源に振り向けるといふ仕組みけです。

 つまり、配偶者控除廃止計画は、法人税減税計画とセットになつてゐるのです。
 
 配偶者控除廃止を画策する産業競争力会議と経済財政諮問会議の顔ぶれをみてごらんなさい。オール財界です。加へて、楽天の三木谷みたいな無国籍者の集まりです。

 法人税を大幅に減らしてもらつた上に、主婦たちを労働市場に駆り出してもらへば、主婦パートたちをますます低賃金でコキ使へる。彼らのそんな魂胆が透けて見えるやうです。

 昨年6月の参議院選挙において、自民党が次のやうな立派な公約を麗々しく掲げてゐたのを果たして国民のみなさんは御存じかどうか。

 《家族の絆を深め、家族基盤の充実を図ります。》

 これが真つ赤なウソであつたことを、これからゆつくり検証していきたいと思ひます。


 (この項続く)


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プロフィール

tensei211

Author:tensei211
ちば・てんせい。ジャーナリスト、政治評論家。フェミニズム論、天皇論を中心に執筆活動を展開してゐる。

北海道芦別市生まれ。千葉県在住。

フェミニズム論をまとめた著作として、『男と女の戦争―反フェミニズム入門』(展転社)など。フェミニズム関係の共著に『男女平等バカ』(宝島社)、『夫婦別姓大論破』(羊泉社)などがある。

執筆には、正仮名遣ひ(歴史的仮名遣ひ)を用ゐる。

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