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■アベノミクス「花見酒の経済」の終焉


 週明けの東京株式市場は連日大幅下落を演じて、日経平均は一か月半ぶりの安値をつけ、株価を生命線にする安倍政権に冷や水を浴びせてゐる。

 株式市場は総選挙での与党圧勝は織り込み済みといふより、与党圧勝の予想が報じられたころから、株価が下落に転じ始めたのだから皮肉なことだ。

 「ハロウィーン緩和」といはれた10月31日の日銀による追加金融緩和で、株式市場は乱舞したが、結局、ハロウィーン緩和効果も一か月しかもたなかつたことになる。

 今、市場関係者が注視してゐるのは、日本の選挙結果のことなんかではなく、原油価格急落による世界的な景気減速への懸念だ。

 原油価格急落で、ロシアのルーブルや産油国の通貨は軒並み急落してゐる。輸出収入の96%を原油が占めるベネズエラはデフォルトが確実視されてゐる。アメリカのシェールガス革命を背景にした原油価格急落をめぐつて、アメリカとロシア、アメリカと産油国の新たな戦争が始まつたのだ。アメリカがシェールガスの増産を続け、サウジアラビアなど産油国が減産に動かなければ、原油価格の下落に歯止めはかからない。

 原油価格急落で世界経済が波乱含みの様相を呈してきたことで、欧米の株式市場も急速に冷え込んできた。

 原油価格の下落は日本経済にとつてプラス、なんてノンキな予測をたててきた日本のエコノミストたちも、やうやく事態の深刻さにおののきはじめた。バカノミクス、ぢやなかつた、アベノミクス総理は果たして気がついてゐるかどうか。

 元経済財政政策担当大臣の与謝野馨がラジオの番組で、「アベノミクスは経済政策とは言へない」「アベノミクスは近い将来破綻する」と発言した由。

 そして曰く、「竹中さんたちは花見酒の経済で、一晩パッと楽しくやればいいつていふ経済なの」と。

 バカノミクス、ぢやなかつた、アベノミクスについてこれほど適確な表現を聞いたことがない。
  
 世界経済を動乱に巻き込む「逆オイルショック」で、どうやら日本の「花見酒の経済」も終焉を迎へつつあるらしい。




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tensei211

Author:tensei211
ちば・てんせい。ジャーナリスト、政治評論家。フェミニズム論、天皇論を中心に執筆活動を展開してゐる。

北海道芦別市生まれ。千葉県在住。

フェミニズム論をまとめた著作として、『男と女の戦争―反フェミニズム入門』(展転社)など。フェミニズム関係の共著に『男女平等バカ』(宝島社)、『夫婦別姓大論破』(羊泉社)などがある。

執筆には、正仮名遣ひ(歴史的仮名遣ひ)を用ゐる。

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