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●「戦後70年談話」などやめてしまへ(4)


 「10年ごとに出す必要もない」といふ自虐談話先輩首相のお言葉




 小泉元首相が、戦後70年談話について報道陣から「総理としてどうあるべきか」と聞かれ、「別に10年ごとに出す必要もないと思ふ。騒ぎすぎだ」と答えたといふ。

 「別に10年ごとに出す必要もないと思ふ」といふ小泉氏の意見は、何の前提もなければ、全く正しいとしかいいやうがない。「戦後70年談話」などやめてしまへ、といふ当コラムの趣旨にも合致する。

 ただ問題なのは、「別に10年ごとに出す必要もない」と言つてゐる人物が、戦後60年にあたり、戦後50年に出された村山自虐談話をなぞつた談話を発表して、10年ごとに日本国首相が自虐談話を出すといふ悪例をつくつた御当人だといふことだ。

 「別に10年ごとに出す必要もない」といふのは、「10年の区切りだからつて、オレみたいに、侵略戦争のお詫びと反省を盛り込んだ談話なんか出す必要はないよ」といふ小泉氏の反省の弁なのだらうか?

 そのやうなことはありえない。侵略戦争のお詫びと反省を盛り込んだ談話を出したことを反省してます、なんていふ御仁ではない。

 首相を5年もつとめながら、今は反原発運動の先頭に立ち、、日本を救ふには原発をゼロにするしかないと狂信する環境カルトと化した元首相にとつて、自分が首相在任中に侵略戦争のお詫び・反省談話を出して日本侵略史観を世界に拡大・定着せしめたことなど、遠い過去の、どうでもいいことなのだ。

 この小泉発言を伝へ聞いた菅官房長官は記者会見で、「ご自身が出しておいて、なぜ言ふのかと思ふ」と「不快感」を示したさうな。

 菅官房長官はなぜ「小泉先生のご意見として有難くお聞きします」と言はなかつたのか?
 
 この官房長官発言を少しばかり補つてみよう。

 「ご自身が(戦後60年の自虐談話を)出しておいて、なぜ言ふのかと思ふ。安倍首相にだつて(戦後70年の自虐談話を)出す権利はある」

 安倍首相に忠実なのはいいとしても、菅官房長官は、自分の言つてゐることの意味が分かつてゐるのだらうか?

 

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tensei211

Author:tensei211
ちば・てんせい。ジャーナリスト、政治評論家。フェミニズム論、天皇論を中心に執筆活動を展開してゐる。

北海道芦別市生まれ。千葉県在住。

フェミニズム論をまとめた著作として、『男と女の戦争―反フェミニズム入門』(展転社)など。フェミニズム関係の共著に『男女平等バカ』(宝島社)、『夫婦別姓大論破』(羊泉社)などがある。

執筆には、正仮名遣ひ(歴史的仮名遣ひ)を用ゐる。

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