■天皇譲位に色めきたつ「女系天皇」一派




 天皇の譲位問題を一番歓迎してゐるのは、「女系天皇」一派だらう。
 
 皇族の先細りを大義名分に、女性天皇の実現をとか女性宮家の創設をと叫んできた連中をここではひとまとめにして女系天皇一派と呼ぶ。
 
 小泉政権下での有識者会議を隠れ蓑にした女系天皇擁立計画は秋篠宮家の男子誕生とともに水泡に帰し、野田政権下で画策された女性宮家創設計画も民主党政権崩壊とともに中絶した。女系天皇一派の挫折感は深かつた。
 
 そのやうな時、天雷の如く出来した天皇の譲位問題に女系天皇一派は色めき立つた。天皇譲位は女系天皇を実現させる絶好のチャンスだ、と。
 
 女系天皇一派がどれほど、天皇の譲位問題を歓迎してゐるかは、例へば、小林よしのりと所功の次の如き対談がよく教へてくれる。
 http://ironna.jp/article/3719
 誰の感化やら知らぬがにはか女系天皇信者と化してチンドン屋的広告塔をつとめるのが小林よしのりなら、所功は一見皇室敬愛家を装つたエセ学者である。
 
 天皇譲位問題が起きて以来、朝日新聞などは、小泉政権時に女性天皇を認めた有識者会議の議論などを盛んに蒸し返してゐる。その意図は明かである。「愛子様を天皇に」の再現を目論んでゐるのだ。
 
 朝日新聞も、皇室敬愛家を装つた女系天皇一派たちも考へるところは一緒なのである。
















 
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プロフィール

tensei211

Author:tensei211
ちば・てんせい。ジャーナリスト、政治評論家。フェミニズム論、天皇論を中心に執筆活動を展開してゐる。

北海道芦別市生まれ。千葉県在住。

フェミニズム論をまとめた著作として、『男と女の戦争―反フェミニズム入門』(展転社)など。フェミニズム関係の共著に『男女平等バカ』(宝島社)、『夫婦別姓大論破』(羊泉社)などがある。

執筆には、正仮名遣ひ(歴史的仮名遣ひ)を用ゐる。

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