■「トランプ大統領」におののく日本(2)


 大統領選さなかにヒラリーとだけ会談したボケ総理
 世界中に恥をさらしたトランプへの「当てつけ」会談




 アメリカ大統領選挙のさなかに、他国の指導者が民主共和両党候補者の一方とだけ会談するなんて、常識ではありえない。当たり前である。どちらが勝つか分からないからである。

 今回の米大統領選挙で、この常識破りの椿事を演じた頓馬な指導者がゐる。日本の安倍首相である。

 安倍首相は大統領選投票日が二か月後に迫つた9月19日、ニューヨークで民主党大統領候補ヒラリー・クリントンと会談した。

 安倍首相がヒラリーとの会談に臨んだ「思惑」と「意義」については、会談を報じた産経新聞の記事が実に親切に解説してくれてゐる。

http://www.sankei.com/politics/news/160920/plt1609200035-n1.html

 この産経記事によると、

《クリントン氏との個人的な“信頼関係”を見せつけることで、共和党候補のドナルド・トランプ氏への不信感をにじませた》

《安全保障問題で現実的な路線を取るとみられるクリントン氏とあえて会談することで、トランプ氏を牽制(けんせい)する狙いがあったようだ》

 安倍首相は、会談すればクリントンに「肩入れ」したとも受け取られかねないことを承知しつつ、クリントンとの個人的信頼関係を見せつけることで、トランプへの不信感を表明したといふことになる。

 つまり、クリントンとの会談はトランプへの「当てつけ」会談だつたわけだ。「ボクちやんたち、こんなに仲がいいんだよ」

 対立候補トランプへの「当てつけ」と、次期米大統領ヒラリーへのゴマすりと点数稼ぎ。

 適菜収氏流にいへば、お子様ランチレベルの外交感覚といふことにならうか。

 ヒラリーが当選してゐれば、安倍首相は世界でヒラリー・クリントン大統領から最も信頼されてゐる指導者を自称することができるだずだつた。

 世界の指導者のうちでトランプが逆転勝利を収めたことに一番ショックを受けたのは安倍首相をおいてないだらう。

 安倍首相のショックのほどは、トランプが勝利した直後から、官邸が「トランプ側にも会談を打診してゐた」「安倍首相は自分をヒラリーとだけ会ははせた奴は誰だと激怒してゐる」などといふ話をまことしやかに流し始めたことに現れてゐる。

 全部ウソである。

 ヒラリー側から申し入れられた会談に安倍首相は大喜びで飛びついたのだ。トランプへの当てつけ会談だから、トランプは当然無視された。

 先の産経に記事が書いてゐるやうに、外交感覚ゼロの外務省でさへ、安倍首相がヒラリーと会つたこと自体が「大きな驚きだ
」といつて、米大統領選候補者の一方とだけ会談するリスクを危惧してゐたのである。

 あれほどアメリカ国民から嫌われてゐるヒラリー・クリントンなのに、この日本の指導者は「ヒラリー大好き」人間だつた。

 トランプが「あいつを投獄しろ!」と連呼したヒラリーを安倍首相がどれほど崇めてゐたか、証拠はいくらでもある。


 (この項続く)
 
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内閣府の問い合わせに『安倍総理、ご冥福をお祈りいたします』と書き込みました。
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プロフィール

tensei211

Author:tensei211
ちば・てんせい。ジャーナリスト、政治評論家。フェミニズム論、天皇論を中心に執筆活動を展開してゐる。

北海道芦別市生まれ。千葉県在住。

フェミニズム論をまとめた著作として、『男と女の戦争―反フェミニズム入門』(展転社)など。フェミニズム関係の共著に『男女平等バカ』(宝島社)、『夫婦別姓大論破』(羊泉社)などがある。

執筆には、正仮名遣ひ(歴史的仮名遣ひ)を用ゐる。

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