■女性皇族の「称号保有」といふワナ ③

 ◇◆サンヨ園部の道化芝居《私は「女性宮家」犯ではない》◆◇


今開催されてゐる「皇室制度に関する有識者ヒアリング」において、我々は道化役者の猿芝居を見ることができる。

首相官邸の中で演じられてゐる猿芝居の見ものは、道化役のサンヨ園部逸夫である。

この猿芝居の中で発せられる道化のセリフは実に面白い。

あんまり面白いので、私は猿芝居の中に出てきた、道化役の迷(冥?)科白集をつくつてしまつた。その一部を、芝居好きの皆さんにも是非紹介してみたい。

《私は女性宮家というのは、非常に誤解を招く言葉だとはっきり申し上げますけれども、そうではなくて、女性皇族方を含めて、天皇陛下の御公務の継続をお助け頂くという体制といいますか、御公務を助けるための皇族方の役割というもの。それは御結婚なさるかなさらないかということは別に、皇族方の中で女性が多数おられますので、女性にも御公務を分担して頂きたいという気持ちが湧き上がってくるわけですが・・・》
                         (第一回ヒアリング)


《私は最初から女性宮家という言葉は使っていないんです。これはマスコミの方で広がっておりますけれども、これは誤った考え方を広めることになりますので、そういう言葉はあえて使わない。例えば宮家というのは三笠宮家があり、親王がおられ、内親王がおられましたけれども、今は女王がおられるということで、一つの大きな枝葉に分かれた宮家があるわけです。これは三笠宮家の一つの姿ですが、女性宮家というと女性が当主であって、そこに婿養子の人が来て、それから、また2代目、3代目と続いて、だんだん広がっていくと。それでは、女系天皇になるのではないか。あるいは女性天皇になるのではないかというような言いがかりを付けられていて、私は甚だ迷惑をしております。およそ私は今回の改正の問題については、女性天皇、女系天皇ということは全く頭にない。》
                           (第二回ヒアリング)

《女系につながるとか、女性天皇というのは全くの言いがかりでございまして、これは訂正をむしろ求めています。》  
  (第二回ヒアリング)
 
《・・・もともと女性宮家という言葉がどこから始まったのかはわかりませんが、それが一人歩きをしているということは申し上げておきたいと思います。そういう定義もなければ、どこから発せられたかもはっきりしないので、それだけで全部くくってしまわれると困ります。》
                   (第三回ヒアリング)

《そこで先生に作成いただきました資料の中に、私の発言として引用されている『週刊朝日』の記事がございましたので、これは御質問ではございませんが、一言申し上げます。最近、発売されました『選択』という雑誌がございます。この4月号でこの『週刊朝日』の記事を書かれた方が、当該記事について触れており、そこにも書かれておりますけれども、取材の際に私園部は、女性皇族が御結婚後も皇族の御身分をお持ちいただく制度を議論する場合に、論点となるような事柄について申し上げたのでございまして、制度の基本的な在り方について、特定の方向に向けて、あるいはそういう立場に立って申し上げたわけではございませんので、この場をお借りして一言釈明させていただきたいと思います。》
                       (第三回ヒアリング)

 有識者ヒアリングといふのは、本来有識者から話を聞く場のはずだ。ところがこの道化役者は聞く立場に甘んじることができず、ついつい舞台に登場してしまふのである。そして下手なセリフをしやべりまくるといふ困つた性癖の持ち主なのだ。

 ここで道化がしやべる下手なセリフに解説の要はないだらう。

 道化はこの猿芝居において、《あっしは「女性宮家」犯ではございません》とひたすら繰り返すのだ。

《あっしは「女性宮家」のやうな不埒なことは一切考へたことはありません》

《あっしを「女性宮家」犯呼ばはりしてもらつては困ります。まつたくの濡れ衣でございます》

 聞かれもしないのに、《あっしはやつておりません》《あっしは無実でございます》と騒ぎたてるやうな人間は、どこかクサイと誰しも思ふ。

 まともな判断力を有する日本人はみな、園部逸夫を「女系天皇」犯及び「女性宮家」犯の正犯であるとみなしてゐる。道化のこのクサイ芝居は、大方が抱いてゐるその確信をますます深める。

 この元最高裁サヨク判事は、最高裁判事は退いたものの、「サヨク」の部分だけは現役なのである。
 
 前にも書いたけれど、大部な『皇室法概論』を出版したから法曹サヨクからのロンダリングに成功したと思つてゐるのは当人だけで、頭隠して尻隠さずどころか、この男の場合は頭も尻も赤く露見してゐる。

『皇室法概論』を読んだもこともない連中が、このラディカルサヨクを皇室法の専門家などと呼んだりするから、当人をすつかりその気にさせてしまつたのだ。

 本人の意識と周りの意識のギャップが、この猿芝居の中で道化のセリフの面白さを生んでゐる。


(この項続く)
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プロフィール

tensei211

Author:tensei211
ちば・てんせい。ジャーナリスト、政治評論家。フェミニズム論、天皇論を中心に執筆活動を展開してゐる。

北海道芦別市生まれ。千葉県在住。

フェミニズム論をまとめた著作として、『男と女の戦争―反フェミニズム入門』(展転社)など。フェミニズム関係の共著に『男女平等バカ』(宝島社)、『夫婦別姓大論破』(羊泉社)などがある。

執筆には、正仮名遣ひ(歴史的仮名遣ひ)を用ゐる。

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