◆臨時国会で民法改悪とは狂気の沙汰
◆最高裁・法務省・フェミニズム連合勢力に踊らされる自民党政権
◆「婚外子」規定の改悪はフェミニズム勢力の30年来の悲願だつた


 非嫡出子(いはゆる婚外子)の遺産相続分を嫡出子の半分とする民法の規定を違憲とした最高裁決定が出た後、谷垣禎一法務大臣は記者会見で、「相続は日々発生するもので、実務処理上の混乱が起きてくることは避けなければならない。できるだけ速やかに成案を作りたい」などと話した由。法務省は15日召集の臨時国会に民法改悪案を提出し、成立を目指すと報じられてゐる。
 
 狂気の沙汰とはこのことである。臨時国会の会期はたつた53日しかない。民法改悪を審議する法務委員会など開いても数回だらう。満足な審議などできるわけもない。形だけ審議会に諮つて、電光石火、法案を通してしまふ。これが最高裁・法務省・フェミニズム連合勢力の作戦なのだ。最高裁が、通常国会の前にではなく、臨時国会の前といふタイミングで判決を出したのはなぜか? 偶然なんてわけがないだらうが。会期の限られた臨時国会で、他の重要法案審議のどさくさに紛れて、民法改悪法案を通さうといふ作戦である。

 法曹界及び政府部内フェミニズム勢力が目の敵にしてきた家族制度がふたつある。ひとつは夫婦同姓制度。もうひとつが嫡出子の遺産相続分に関する規定である。

 夫婦別姓制度の導入と、嫡出子の遺産相続分を非嫡出子(婚外子)と同一にまで「引き下げる」ことは、フェミニズム勢力の30年来の悲願だつたことくらゐ、ボンクラ法務大臣も知らぬわけではあるまい。
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プロフィール

tensei211

Author:tensei211
ちば・てんせい。ジャーナリスト、政治評論家。フェミニズム論、天皇論を中心に執筆活動を展開してゐる。

北海道芦別市生まれ。千葉県在住。

フェミニズム論をまとめた著作として、『男と女の戦争―反フェミニズム入門』(展転社)など。フェミニズム関係の共著に『男女平等バカ』(宝島社)、『夫婦別姓大論破』(羊泉社)などがある。

執筆には、正仮名遣ひ(歴史的仮名遣ひ)を用ゐる。

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