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◆最高裁婚外子決定で「不倫」が増えるだと?
◆野合社会に不倫もへつたくれもあるか


 非嫡出子(婚外子)をめめぐる愚劣な最高裁決定が出たあと、こんな判決が出てしまつたら今後日本に不倫が増えるのではないかと心配する御仁が少なくない。「不倫」が増えるだと? それがどうした?

 「不倫」といふのは、確固とした結婚制度が存在するからこそ、成り立つ言葉である。結婚制度がなければ男女の結びつきはすべて野合で、不倫もへつたくれもない。結婚制度を突き崩さうとしてゐるフェミズム勢力は、事実婚、非婚、同棲、半同棲、同性婚、シングルマザーなどにもすべて結婚と同等の権利を持たせろと叫んできた。簡単にいふと、野合にも法的権利を与へろといふ要求だ。この野合の合法化が実現すれば、不倫なんて概念は消し飛んでしまふことは自明の理だ。野合社会で「不倫」なんて言つたら笑はれるヨ。

 男と男の結婚が合法化されたら、男同志のカップルにおける「不倫」つてなんだ? 男Aと男Bのカップルのどちらかが、第三の男Cと関係を持つことなのかね? 

 思ふに、今後日本に不倫が増えるのなんてノー天気なことを言つてる連中は、最高裁判決に騙されてるのだな。

 最高裁の事案は正妻の子と妾の子の財産をめぐる争ひだから、男が妾をつくるといふ発想から抜けきれないのだ。

 フェミニストらにとつて、正妻の子と妾の子の財産争ひなんて実はどうでもいいのだよ。究極の目標は、結婚における正妻の地位をひきずりおろすことにある。正妻から財産的優位性を奪つたら正妻ではなくなる。その瞬間、結婚といふ制度は崩壊してしまふのだ。

 結婚といふ制度はつまるところ、身勝手な男を縛つて、妻の立場を保護するための制度なのだよ。

 フェミニズムの辞書には「不倫」なんて言葉は存在しない。嘘だと思つたら、そのへんのフェミニズム辞典を調べてごらん。


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プロフィール

tensei211

Author:tensei211
ちば・てんせい。ジャーナリスト、政治評論家。フェミニズム論、天皇論を中心に執筆活動を展開してゐる。

北海道芦別市生まれ。千葉県在住。

フェミニズム論をまとめた著作として、『男と女の戦争―反フェミニズム入門』(展転社)など。フェミニズム関係の共著に『男女平等バカ』(宝島社)、『夫婦別姓大論破』(羊泉社)などがある。

執筆には、正仮名遣ひ(歴史的仮名遣ひ)を用ゐる。

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