◆ウーマンリブ闘士たちの《窓口闘争》といふ名のゲリラ戦
 《差別の被害者》に仕立てあげられた哀れな子供たち



 《関東で出生届の闘争開始》

 日本の法律婚制度撲滅運動において中核的な役割をはたしてきた団体に「婚差会」といふのがある。正式名称を「婚外子差別と闘う会」といふ。

 ウーマンリブの残党たちによつて昭和五十二年に結成されたのが「婚差会」だ。(当初の名称は「グループせきらん」、その後「婚外子差別と闘う会」に改称)

 その「婚差会」の手になる『非婚の親と婚外子』(青木書店)といふ著書に年表がついてゐる。

 年表の最初に登場するのが、冒頭に引いた《関東で出生届の闘争開始》といふ文言だ。

 《1975(昭和50)
  関東で出生届の窓口闘争開始。渋谷区役所に父母の続柄欄の嫡出子・非嫡出子の差別記載を拒否した出生届を提出》

 この記述は、ウーマンリブの残党たちが、それまでのヘルメットと角材で武装したゲバルト戦から、《窓口闘争》といふ名のあらたなゲリラ戦に戦術転換を図つたことをよく示してゐる。

 ウーマンリブ残党たちの戦法はかうだ。男と同棲する。子供をつくる。嫡出子・非嫡出子の別を記載しない出生届を役所の窓口に提出する。出生届の受理が拒否される。裁判を起こす。そして、《なんの罪もない子供が差別された》と叫びたてるといふパターン。

 出生届の窓口闘争は、子供がいなければ始まらない。だから彼女たちは頼まれもしないのに子供をつくる。

 子供を巻き込んで、マッチポンプの火を煽りたてる攪乱戦法。窓口闘争に利用される子供たちこそ哀れといへよう。

「婚差会」の闘士たちは今、民法九百条「改正」閣議決定の報に、勝利の雄たけびをあげてゐる。自民党の「ボクちゃん」たちの無知を嗤ひながら。




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プロフィール

tensei211

Author:tensei211
ちば・てんせい。ジャーナリスト、政治評論家。フェミニズム論、天皇論を中心に執筆活動を展開してゐる。

北海道芦別市生まれ。千葉県在住。

フェミニズム論をまとめた著作として、『男と女の戦争―反フェミニズム入門』(展転社)など。フェミニズム関係の共著に『男女平等バカ』(宝島社)、『夫婦別姓大論破』(羊泉社)などがある。

執筆には、正仮名遣ひ(歴史的仮名遣ひ)を用ゐる。

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