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◆「一票の格差」違憲無効訴訟ゴッコ(五)

 ―衆院選の高裁判決は14戦14勝―
 ―戦果をあげてきた升永の天下り人脈活用戦略―



 TMI総合法律事務所の天下り受け入れは、升永英俊弁護士が移籍した平成20年以降、急拡大した。TMI総合法律事務所の天下りリストをもう一度ながめてみよう。

《顧問弁護士》

 ★泉德治  元最高裁判所判事・東京高等裁判所長官
  頃安健司  元大阪高等検察庁検事長
  三谷紘  元公正取引委員会委員・横浜地方検察庁検事正
 ★相良朋紀  元広島高等裁判所長官
 ★今井功 元最高裁判所判事・東京高等裁判所長官
 ★樋渡利秋 元検事総長
 ★才口千晴 元最高裁判所判事
 ★吉戒修一 元東京高等裁判所長官
 ★北井久美子 元厚生労働省雇用均等・児童家庭局長・

《顧問》
 
 ★松山隆英 元公正取引委員会事務総長
 ★川北力 元国税庁長官

 このメンバーのうち、★印をつけた人物が、升永英俊が移籍した平成20年以降にTMI総合法律事務所が受け入れた天下りである。天下りした人物の元職が最高裁判事と高等裁判所長官に集中してゐることがお分かりいただけよう。この事実は、升永英俊が展開する違憲訴訟戦略と無縁ではない。

 公選法には国政選挙の効力に関する訴訟の一審は高等裁判所といふ規定がある。全国の8高等裁判所と6高裁支部のすべてに違憲訴訟を起こす。これが升永グループの基本戦略である。14高裁・支部が全部、違憲判決を出すやうになれば、最高裁も動かざるを得なくなるといふ戦法。「一票の格差」違憲訴訟の基本は、高裁レベルの闘ひなのだ。高裁の中でも東京高裁は規模、影響力とも別格である。TMI総合法律事務所が元東京高等裁判所長官を3人も獲得した意味がうなづけると思ふ。

  升永グループが展開する「一人一票実現国民会議」は、これまでの運動の成果を次のやうに誇つてゐる。

《2009年、越山弁護士のグループとは別に、全国の弁護士有志が、2009年の衆議院選挙に関する一人一票(衆院)裁判を全国7高裁1高裁支部に提起し、6勝2敗(4つの違憲違法判決、2つ違憲状態判決)で勝利しました。

 年が明けて2010年の参議院選挙に関する一人一票(参院)裁判では、同弁護士有志が、全国8高裁6高裁支部で15件の裁判を提起し(東京高裁は2件)、15戦15勝(3つの違憲違法判決と12の違憲状態判決)しました。 》

 そして、昨年の衆院選の違憲訴訟における高裁レベルの判決は、2件の「違憲無効」、12件の「違憲違法」、2件の「違憲状態」判決だつたから、升永グループの起こした14件に限つていへば、14戦14勝といふことになる。

 升永が計画した天下り人脈活用戦略は、彼の思惑通り、着々と戦果をあげてきたことは間違ひない。






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プロフィール

tensei211

Author:tensei211
ちば・てんせい。ジャーナリスト、政治評論家。フェミニズム論、天皇論を中心に執筆活動を展開してゐる。

北海道芦別市生まれ。千葉県在住。

フェミニズム論をまとめた著作として、『男と女の戦争―反フェミニズム入門』(展転社)など。フェミニズム関係の共著に『男女平等バカ』(宝島社)、『夫婦別姓大論破』(羊泉社)などがある。

執筆には、正仮名遣ひ(歴史的仮名遣ひ)を用ゐる。

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